ようす さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「俺が作るのは、無限に剣を内包した世界。その名は――『UNLIMITED BRADE WORKS』」
Fateシリーズはたくさんあってどれを観ればいいのか迷ったので、
とりあえず放送順に見ています。
スタジオディーン製作の「Fate/stay night」の次に
この劇場版「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」を観ました。
どちらもタイトルに「Fate/stay night」がつきますが、
原作のルートは違うものらしく、
ストーリーもまったく違ったものになっています。
同じシリーズ、同じ登場人物。
だけど展開が全然違う。
そういうのも面白いですね^^
100分ほどの作品です。
● ストーリー
聖杯戦争。
それは、7人の魔術師が10年に一度、
何でも願いを叶えてくれるという聖杯を手に入れるために争う戦争。
魔導士は1人1体、“サーヴァント”と呼ばれる英霊を
パートナーとして召喚することができる。
衛宮士郎(えみや しろう)にはセイバーが、
遠坂凜(とおさか りん)にはアーチャーが、
それぞれのサーヴァントとして現れた。
原作の“Unlimited Blade Works”、
通称“凜ルート”を映像化したものです。
が、100分ほどの短い時間の中でまとめるのには
相当苦労したのではないでしょうか。
テレビシリーズの“セイバールート”で
なんとなくの流れを知っていたから理解できたものの、
唐突な展開ばかりで、
まるで総集編のように大事なところだけ寄せ集めた感じでした。
おそらくストーリーとしては数日や数週間の出来事のはずなのに、
劇場版にするとたった1日ですべてが片付いてしまったかのようww
それぐらい、時間いっぱいいっぱいになんとか収めました!
という感じです(笑)
Fateシリーズを見たことがない人が見ても、
設定や登場人物の相関図についていけないと思いますのでご注意を。
≪ 凜とアーチャー ≫
“凜ルート”という呼び名がついているだけあって、
凜やそのパートナーであるアーチャーにスポットライトが良く当たります。
逆に“セイバールート”ではガンガン活躍していたセイバーの見せ場は、
ガクッと減っています。
いやでもドレス姿のセイバーはきれいだった(*´Д`)
“セイバールート”では
あまりアーチャーの活躍が見れなくてがっかりしていた分、
今回ガンガン活躍してくれたのが嬉しかった♪
“セイバールート”ではアーチャーが誰の英霊なのか、
正体が明かされていなかったけれど、
今回とうとうアーチャーの正体が明らかに。
これにはびっくりでした!予想外!でも言われてみれば納得!
“セイバールート”での伏線も回収されてすっきりです~。
ほどよいツンデレ感や、なんだかんだと世話焼きなところなど、
凜の可愛さも存分に味わえました♪
士郎も、“セイバールート”とはまた違った活躍の仕方をしていたのもよかったです^^
● まとめ
バトルシーンはBGMのかっこよさも相まって、
スピード感があってよかったです♪
これが私にとってのFateシリーズ2作目でした。
劇場版を見たことで、
Fateシリーズの世界観が深まりました。
開始10分ほどは似た展開だったのもあり、
だんだん眠くなってきていたので、
「Fateシリーズの面白さを感じられてないなあ。」と思っていましたが、
気が付けば新しい展開や真実に惹きつけられていました。
同じ人物と同じ設定なのに、
こうも違った物語が生まれるとは!
Fateシリーズは、
観れば観るほどハマるタイプの作品かもしれませんね。
現に私は今、
続編が観たくて仕方がなくなっていますもの!
さて、次は「Fate/zero」を観ればいいのかな?