ローズ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オタク流奥義 現視拳!
舞台は椎応大学という架空の大学のサークルである現代視覚文化研究会、通称・げんしけんに所属するメンバーによるアニメを中心としたオタク的活動をコミカルに描いた作品。
物語は、主人公である笹原完士(ささはら かんじ)が大学に入学してげんしけんに入会するところから始まり、大学2年生の終わるところまでで1期目が終わります。
げんしけんに入会することによってオタク趣味が全開となった笹原をはじめ、
理屈っぽい斑目晴信(まだらめ はるのぶ)、
外見からはオタクと見えない高坂真琴(こうさか まこと)、
コスプレ衣装やプラモデルの組み立てなど手先が器用な田中総市郎(たなか そういちろう)、
小太り体型の久我山光紀(くがやま みつのり)、
オタク趣味が大嫌いだが高坂と付き合うためだけにサークルに居ついた春日部咲(かすかべ さき)、
コスプレ大好きな大野加奈子(おおの かなこ)
など個性的なメンバーによって話が展開していきます。
視聴するスタンスとしては、げんしけんの大半のメンバーに共感するか、春日部さんのようにオタク批判の姿勢でツッコミを入れながら視聴するか、どちらかを選択したほうが良さそうです。
げんしけんのオタク度は行き過ぎた所もありますが、コメディーと捉えれば問題ないでしょう。
春日部さんのような暴力的なツッコミも行き過ぎだと思いますが^^;
アニメだけでなくゲーム・漫画・プラモデルなどオタク趣味が満載な話なので、観る人を選ぶ作品かもしれません。
ただし、深夜アニメなどを観ている人が「自分だけは違う」などという見苦しい言い訳だけは勘弁してもらいたいです。
人によってハマり具合が違いますが、アニメが好きという時点でオタクの世界に片足ぐらいは入っています。
夏や冬のコミケをモデルにしている場面があります。
自分は行ったことがないのですが、想像以上に凄い世界です。
学生時代にバイトのためにお台場へ行ったことがあるのですが、真夏の暑い中、行列を作っていた人達がコミケ参加者だったのでしょう。
自分の欲しい物のためだったら頑張るという、参加者の精神の強さがうかがえました。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損
上記は阿波踊りでの言葉ですが、げんしけんを視聴した人には同じ穴のムジナという事を忘れないでもらいたいです。
その上でアニメを楽しんだらいいんじゃないでしょうか。
EDのアニメが話数によって変化するのは、制作者側の遊び心なのかな^^
色々なゴタゴタをどのようにして乗り越えるのかどうか等、げんしけんの活動には目が離せません。