タック二階堂 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
オタクプログラマーが異世界に転生。
詳細は公式サイトでも。
優秀なプログラマーで、オタクなモデラーの倉田が
交通事故死。転生した先は、なんだか気持ち悪い
魔獣たちが蔓延る学園都市。
エルネスティとして生まれ変わった倉田は、
そのロボオタクぶりをいかんなく発揮し、正騎士
になるべく邁進していく。そんな折、中学の実習
の時に大群の魔獣に襲撃され……
という初回。
異世界転生モノというのは、すでに数多くの作品が
発表されています。近いところでは「幼女戦記」や
「この素晴らしい世界に祝福を」「Re:ゼロから
始める異世界生活」「灰と幻想のグリムガル」
あたりと同じようなジャンルだと。
初回だけの印象では、深夜アニメ枠でなくても
いいと思うくらいに正統な異世界ファンタジーと
いう感じ。出足は上々だったのではないかと
思います。
==========第10話視聴後、追記です。
バトル物というよりは、ロボマニアが次々と新機種を
作り出していくストーリーです。
けっこう開発やら成長やらがトントン拍子で、駆け足
気味な感じもしなくもないですが、まあ普通に面白い
と思います。
==========最終話視聴後、感想です。
まあ、大方の予想通り、あっさりと大型の龍のような
飛竜戦艦・ヴィーヴィルをエルくんが撃破します。
そして、エレオノーラ姫様のクシェペルカが復興して
おしまいという。
まあ「なろう系」なので、ある程度は予想できましたが、
とにかく主人公の障壁が低い。物語を進めるために、
すべてが主人公の都合のいいように展開します。
この作品は、それでもいちおう破綻せずに、面白く
観ることができたので佳作ではありますが。
(同じ期のスマホ持って異世界転生する酷い作品とは
一線を画する出来)
とはいえ、モチーフとして異世界転生モノは、もう
食傷気味であることは明確。そろそろ「なろう」も
新機軸が出てこないと…
まあ、数多ある異世界モノの中では、悪くない作品
だったと思います。じゃあ記憶に残るような作品だったか
と言うと、どうだろうなぁ…