「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(アニメ映画)」

総合得点
83.4
感想・評価
888
棚に入れた
4409
ランキング
326
★★★★★ 4.1 (888)
物語
4.1
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

登場人物の思惑が複雑に絡み合う、重い作品でした。

機動戦士ガンダムの宇宙世紀ものオリジナル劇場版作品。
Ζのグリプス戦役で行方不明となっていたシャア・アズナブルは、ジオン・ズム・ダイクンの掲げたニュータイプ論を実現するため、地球を住めない星にしてアースノイドを根絶し、人類のニュータイプへの覚醒を促すため、ネオ・ジオンを興し、小惑星を地球に落とす。
それを阻止するブライト・ノア、アムロ・レイらのロンド・ベル隊とネオ・ジオンの戦争の話です。
なお、ΖΖで崩壊したハマーン・カーンの率いていたネオ・ジオンと本作のネオ・ジオンは同名の別組織となっています。

一年戦争では復讐のためにジオンに潜り込み、Ζではアムロと共闘までしたシャアが、なぜ今更ジオンを興してアムロと戦うのか、視聴前には不思議に思っていたのですが、なるほどと言った内容でした。
ΖΖよりは小難しく、Ζよりはわかりやすいと思います。また、Ζよりな内容かなと思いました。
登場人物が皆、利己的で、傍目に見て困ったちゃんだらけなあたりもΖライクな印象を受けました。
ジオン・ズム・ダイクンのニュータイプ論によると、ニュータイプに覚醒するとお互いが分かり合えるようになるそうですが、ニュータイプの代表とも言える二人が人間的すぎる意見の相違で殺し合っているのを見ると、なんだかなぁと思うところもありました。

作画は、特に戦闘シーンの出来がかなり良いですが、ラストはあまり好きじゃないです。何か強引な感じがしてしまい。

登場人物の思惑が複雑に絡み合う、重い作品でした。
劇場版作品なので長く続く作品ではないのですが、濃厚な時間となりました。
視聴には過去のガンダム作品の視聴は必須。
初代からΖΖまでのストーリーを頭に入れてから視聴することをおすすめします。

投稿 : 2017/07/22
閲覧 : 323
サンキュー:

5

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