天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ネオSFスーパー英雄(?)列伝90
1953年のカンヌ国際映画祭短篇部門に出品した「くじら」がピカソに絶賛された大藤信郎の戦前の作品です。
本来は6分の作品なんですが、現存しているのはその半分の3分ぐらいです。
その為、煙草の始まりを説明する後半部分が観れなくて、どんな作品なのか良く分かりません(汗)
大藤信郎の姉妹のどちらかである着物姿の女性と、アニメの小さな男を合成した日本最古の実写とアニメの合成作品です。
小さな男のアップ場面と着物姿の女性の映像は、それなりなんですけど、二人が合成されて両方動いている部分になると、当時の技術ではしょうがないのかもしれませんが、実写部分が少しぼやけた感じになってしまいます(涙)
あと、字幕で音声が無いのはやっぱり辛いですね(苦笑)
この作品は江戸千代紙を用いた切り絵アニメーションで作られていますが、戦後になると、大藤信郎は影絵と色セロファンを用いたアニメーションを作るようになっていきます。