シャベール大佐 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ストーリーはちゃんとSFしている娯楽アクション
オリハルトと呼ばれる特殊な鉱石を採掘する民間業者「エスカベイト社」の個性的な面々の活躍を描くSF作品。全12話。
毎週楽しみに観ていました。なかなか面白かったです。
主人公は優秀な学生であるミクリ・マヤ。彼女がある事故をきっかけにエスカベイト社で働くことになり、それぞれ「わけあり」な過去を持つ社員たちとともに、謎やトラブルに巻き込まれていく、みたいな流れ。監督が谷口悟朗ということで、会話の軽いノリ、SFアクションとコメディの両立、女性キャラと男性キャラのバランスなど、全体的な雰囲気はアクティヴレイドにかなり近い印象です。ストーリーのほうも、ちゃんとSFしていて普通に悪くないですが、個人的には、気楽に楽しめる娯楽アクション的な作品として観ていました。作品終盤、物語のまとめに入ってからは、ちょっと地味というか真面目な展開になっちゃったかな、と少し残念に思っていたら、最終回は予想以上に笑えて大満足でした。また、毎週本編が終わった後に流れるCM「クイズID-0」の、適度な悪ふざけも好きでした。
女性キャラはかわいい系、綺麗系、カッコいい系、ロリ系、男性キャラはクール系、おちゃらけ系、マッチョ系まで、各種取り揃えていて、どのキャラにも個性があって好感が持てました。
声で印象に残ったのはファルザという動物系キャラを演じた小澤亜李。人間の言葉が喋れないキャラなので、まともな台詞はないのですが、テンション高く、楽しそうに演じていたのが良かったです。社長役の小山力也も役柄にぴったりでした。
音楽は、OPは春アニメの中でも結構好きでした。最終回のBGMのセンスにも脱帽です。
最後まで観終わって、なかなか質の高い娯楽アニメだったと思います。この魅力的なチームの活躍をもっとたくさん観たいなあ、という願望が湧いてくる作品でした。