|箱| さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

好きな人には堪らない電波的な可愛さ

電波女と青春男というシンプルなタイトルに惹かれ視聴。

一話の初っ端から身の周りに起きる出来事を「ぷらす1ポイント…」とブツブツ呟いて青春ポイントに換算してるオタクぽい話し方をする主人公や、明らかに言動が精神年齢と実年齢と一致してないキャピキャピ感満載の伯母さんや上半身を布団でヒモでグルグル巻きにして家族からいないかのように扱われているヒロインなどタイトル通り電波だなぁ…と思う展開が続きこれからどんな電波な恋愛シーンが待ち受けているんだろうなとワクワクしていました。

視聴し終えたところ確かに各種ヒロイン達の発言や行動は電波なものの、思考回路は概ねマトモでむしろ皆良い人で普通に感動する話やわりとドキドキするシーンもあり個人的には大分気に入りました。

特にこの作品の登場人物は独特な言回しや行動を取っておりパロディも所々あるので電波の波長が合う人や受信できるような人は好きになれると思います。

{netabare}

エリオ:主人公のおかげでトラウマを克服し布団から自立してから家計上の理由などから独立しようと頑張りつつも丹羽 真をよちよち赤ん坊みたいに頼ってくるのがめっちゃ可愛い。青髪が良いアクセントで外見の綺麗さと幼稚な可愛さが混合してるので不思議な雰囲気になっている。布団時代の謎さが全話の中で一番電波だった（ピザ食らうシーンはマジもの宇宙人なんじゃないと本気で思った）


流子:一番普通に主人公と恋愛しようとしてた人？
「リュウコやっちゅうに」は勿論のこと「リュウシなんてツブツブじゃん。リュウコはお名前じゃん！」など様々な返し方があって、オーバーな表現やリズミカルに反復表現したり、オノマトペで捲し立ててきたり、突然敬語でシリアスな口調になったり、はたまた訛ったりとせわしなく守ってあげたくなるような可愛さで自転車の乗車のときは律儀にヘルメットを被るところとか、作品の中では一番好きなキャラ。

前川さん:コスプレの意味がイマイチ掴めない。主人公がヒロインに振り回されているところを傍観者のように眺めている大人風味なお姉さんでゆったりとした話し方で主人公をいつも転校生と呼んでるのが何とも言えない。所々妬いてるぽい演出がありこの人自体が良く掴めなかった。

「サラマンダーよりはやーい！」が来るとは予想外。

「目で何かを見たり耳で聴いたり口で言ったり、みんな不思議だなって思うの、でも、ちゃんとなぜか生きてられるの。神秘が組み合わさって私を生かしてるんだなあって、たまに寝る前とかに感心しちゃうな」は忘れられない
{/netabare}