◇fumi◆ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
燃えよニュータイプ!燃えよガンダム!萌えよプルツー!
1986年放送のテレビアニメ 全47話
制作 日本サンライズ 原作監督 富野由悠季 キャラデザ 北爪宏幸
メカデザ 明貴美加 他
後半OP サイレント・ヴォイス ED 一千万年銀河
機動戦士ガンダム 第2.5章(逆シャアが第3章らしいので)
なんと、劇場版ZガンダムではこのZZの初期設定を否定している。
放送期間中に「逆襲のシャア」(1988年)の制作が決定したため、
ストーリー改変が起こり、なおかみ合わない部分が多かったため、
黒歴史ならぬ、無い歴史になったガンダム。
第一次ネオジオン抗争を描いた作品とのことだが、
その後の冨野ガンダムとの整合性が取れない。
スペースコロニー「シャングリラ」に住む悪ガキ「ジュドー・アーシタ一味」は,
敗残兵の「ヤザン・ゲーブル一味」と共に、修理のため寄港したエウーゴの戦艦「アーガマ」からZガンダムを盗もうとするところから物語は始まる。
仲間割れとなり、ヤザン一味を追い払ったジュドーの能力を買ったブライト艦長は、志願兵の「ルー・ルカ」と競わせる形でジュドーを正規パイロットに育てていく。ルー・ルカがヒロイン。
という序盤の流れは、ガンダム以外の冨野作品に多い設定だと思う。
そこで登場する悲劇のヒロイン「エルピー・プル11歳」18話~36話。
そのクローンである「プルツー」33話~47話
キュベレイやサイコガンダムに搭乗する人工ニュータイプのようだ。
前半はコロニーや戦艦内での生活が重点的に描かれ、シリアスでは無いが興味深いシーンもある。
後半は一転してZガンダムのようなストーリー性を持つ。
ハイメガ粒子砲装備の最強メカZZガンダム。
ネオジオン軍の一人「グレミー・トト」が「ハマーン・カーン」に反旗を翻すなど、多少複雑化する。
このストーリーは間違いなく「逆襲のシャア」を含んだものとして構想されたが、大人の事情により変更されたと結論した。
ジュドー、アムロ、シャア、ハマーン、の4つ巴が本来のラストだと思う。
それでも、燃えるニュータイプジュドー・アーシタは変わり種としてガンダムファンは忘れない。
ニュータイプの大安売りも、3作目では普通の流れだろう。
宇宙世紀ガンダム登場キャラコンプリートには見なくてはならない作品かな。
そんなの知らないではもったいない女性キャラも多い。
数話観直してみましたが、ラストは個人的には好きではありませんでした。
ジュドーとルーがアラサーに見えるんです(笑)