oneandonly さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
俺の妹の友達がこんなに可愛いわけがない。
世界観:5
ストーリー:6
リアリティ:2
キャラクター:8
情感:6
合計:27
留学先のアメリカから、京介に連れ戻される形で帰国した桐乃は、再会に沸く新垣あやせをはじめとする友人たちに囲まれ、次第に日常を取り戻していく。対照的に、一年前の関係に戻ったかのように自分を無視し続ける桐乃の態度に釈然としない京介。そんな京介に対し、桐乃は…。
(公式サイトより)
キャッチの方からの推薦もあり、1期の内容を忘れないうちにと視聴してみました。
リアリティが1期よりも低いとは聞いていましたが、ほぼ最低ラインまで下がってしまいました。一番にはあやせ絡みです。{netabare}2話で、京介の部屋で二人きりで、セクハラを受けながらベッドに並んで座るとかありえないし、京介の一人暮らし先に上がり込んだり、告白にまで至るとは。原作のストーカーエピソードなどが端折られているようですが、アニメでは唐突すぎます。
桐乃が兄に好意を寄せる展開となるのは、このタイトルですのでやむをえないところはあるものの、あやせまで京介のことが好きになってしまっては濃厚なハーレムと言わざるをえません。
一方で、2期を楽しませてくれたのが黒猫の存在。黒猫は1期の頃から京介を好きなことが描写されていましたが、6話以降からの京介との恋愛(付き合うって、何をすればいいんだ? というところからのスタート)は、同時に視聴していた「月がきれい」を上回る面白さを提供してくれました。それだけに、9話以降の別離は残念で、理解し難い展開となりました(自宅に招いて風呂に入っていたのに、ですよ!?(笑))
兄弟に彼女彼氏ができることを拒否する心理がわからないのですよ。ずっと家族一緒にいられるわけでもなく、兄妹で結婚できるわけでもないので。彼氏彼女と仲良くしようと思うほうが自然ですよね。これも、相手を思いやればということになるので、彼らがまだ若すぎるのだというところを描いているのかもしれませんけれど。{/netabare}
いずれにしても、{netabare}2期の支柱は黒猫との恋愛であったと思われるところ、設定上桐乃をメイン軸に戻さざるをえず、さらにあやせのエピソードがこれに混線し、京介がハーレム化していくことで、{/netabare}ピンボケな作品となってしまったと評価します。
※13話までの視聴ですが、公式サイトを見ると16話まであるようなので、見る機会があれば更新するかもしれません。
黒猫が可愛いので、1期を楽しめた方は見る価値があると思います。
(参考評価推移:3話3.1→6話3.4→7話3.6→9話3.5→12~13話3.4)
(2017.6視聴)