てっく さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この世の理とは!?
それは偶然なんかなく必然でしかない。
アヤカシの存在が見え、アヤカシ達に苦しめられて来た主人公(四月一日君尋ワタヌキキミヒロ)。
ある日、何でも叶えられると言う女性(壱原侑子イチハラユウコ)の店に辿り着く。
彼女もまたアヤカシや妖怪側の存在なのか、特殊な能力を使い人間の願いを叶える。
願いを叶えるには、その願いと等価値である代償を払わなければならない。
それは、お金に限らず物だったり行為だったり。
願いを叶える代償としてワタヌキは、侑子の店でアルバイトをすることになる。
ワタヌキは偶然、気が付いたら侑子の店に来たというが、侑子はそれを「必然」と言う。
そんな出会いから、ワタヌキはアヤカシが関係する現象に関わることが多くなり今までの日常から少しずつ変化して行く。
そんなお話し。
視聴し終えて感じたことは、アヤカシとは人間の内面が映し出されたモノなのかな。
そのアヤカシとなった意志に自分自身が苦しめられたり他の人間達も苦しめたり。
あと、願いの代償。
これもこの世に生きる上で無視は出来ないものなのかな?と。
人々は、須らく代償を払っているんでしょうね。
作画ですが、最近のキラキラした感じではなく何か昭和的な感じで描かれていますが、お話しの雰囲気とマッチしている感じで、負を抱えている人の目が完全に死んでいたりと少しゾッとさせられました。
あと、エキストラな人達は白というかグレーで表現されており何とも言えない感じ。雰囲気を後押ししてる感じです。
キャラも個性豊かで、侑子さんはわがままで酒豪でものすごく妖艶な感じ。(結構好きかもw)
侑子さんの助手で、マルとモロ。本名は「まるだし」と「もろだし」と言う茶目っ気タップリな二人。
親友?の百目鬼。ワタヌキとは逆で清い気を持っている。クールで頼りがいがある。
ワタヌキが好意を寄せる女性のひまわり。ちょっと謎な感じ。
主要以外だと、ワタヌキに好意を寄せる座敷童ちゃん。内気で可愛らしいキャラ。
妖怪の管狐は、ペットとして飼いたいですねw
少し余談が過ぎましたが、暗い雰囲気はあるものの人間の内面を丁寧に描かれた作品だと思います。