えたんだーる さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
タイトルで言うほどにはまちがってない?
……とも思ったのですが、もしかすると1期目の時点では「ラブコメと思うのがそもそもの間違い」かもしれないです。
「いつから俺ガイルがラブコメだと錯覚していた?」
……いや、2期目はそんなことないですけど。
とりあえず、同タイトルのライトノベルが原作です。
本作が1期目で、2期目として『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』があります。とりあえず評価は1期目のみの分です。1期目は原作でいうと6巻までくらいです。
まず原作について、タイトルで敬遠していたことを正直に告白します。そして「アニメで観るならお金もかからないし観てみるか」ということで第1話を観ました。
で、気がついたらとりあえず3巻まで速攻で原作買ってました。結局放送期間中に既刊分(当時7巻まで)を全部買って読んでいました(笑)。とまあ、それくらいに面白いと思ったわけで、以後「タイトルだけで忌避するのはやめよう」という教訓となった作品です。
1期目での主要登場人物は5人ですかね。奉仕部3名(比企谷八幡(ひきがや はちまん)、雪ノ下雪乃(ゆきのした ゆきの)、由比ヶ浜結衣(ゆいがはま ゆい))+顧問(平塚静(ひらつか しずか))、そして八幡と同じクラスの葉山隼人(はやま はやと)。八幡の妹の小町も主要登場人物に入れても良いかも。
八幡とゆきのん(雪ノ下雪乃の愛称)はそれぞれ別の理由で周囲から浮いた存在であり、それを懸念する平塚先生の陰謀(笑)により奉仕部が設立されますが、実は一見「リア充」な葉山も孤独な存在でストーリーが進むにつれて八幡のカウンターパートを徐々に担っていきます。
少なくとも1期目の段階ではラブコメというよりは「青春群像劇」と捉えた方がわかりやすい気がします。
頭でっかちな3人+その3人をなんとなく結びつけているガハマさん(由比ヶ浜結衣の愛称)+主に八幡(たまにゆきのん)に大人としての示唆を与える平塚先生という構図でしょうか。
この「頭でっかち」組のメンタル面に何らかの共感を覚えるか、あるいは八幡のダークヒーロー的な活躍や問題解決にカタルシスを覚えるかのどちらかであれば、ストーリーを楽しめると思います。
「ラブコメ本番」は2期目からと思った方が良いかも?
あと、女の子のキャラクターデザインは普通にカワイイです。実は初期の原作イラストとキャラクターデザインが似ていないのですが、最近原作イラストの方がアニメのキャラデザに寄ってきている気がします(笑)。