かしろん さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
妹を愛でる為だけのアニメでした
【9話まで見て どのシーンなのかは分からないが】
あにこれで色んな作品の感想を書いて来たけど、愚痴というか批判で
「何をやりたい、何を見せたいアニメなのか分からない」
というのを時々書いている。
それに対して、本作は
「コレを見せるんだ」
と明示してくれた。
他の方も散々書かれているし散々話題にもなっている
「紗霧アニメーター 小林恵祐」
なんだそれ、と思いネットで調べてみると、各話紗霧の重要なシーンを10カットほど
専門的に担当してるんだそうな。
成功していると思う。
と言っても、
どのシーンを紗霧アニメーターが担当しているか
なんてのは私には見分けが付かない。
じゃあ何が成功してるのかというと
「このアニメは紗霧を可愛く魅せることに注力しているアニメなんだな」
と視聴者に分からせること。
本来だったら別にこんなことを明言する必要は無い。
勝手に制作システムとして組み入れて勝手にやればいいこと。
なのにわざわざスタッフクレジットに入れることで、視聴者に意識付けをさせ、制作側
もそこが作品の主幹なんだと意識付け出来る。
事実として紗霧の仕草の可愛さや幼いエロが上手く醸し出されていると思う。
逆に
「そこにしか魅力が無い作品」
とも言えそうな内容ではあるんだが。
頭を空っぽにして、紗霧の仕草の可愛さや幼いエロを愛でるのみ。
それで十分。
紗霧アニメーター。
紗霧の出番が少ない回では他の女の子の重要パートもやってそうな雰囲気があるけど
どうなんだろか・・・
【最終話まで見て ツッコんだら負け】
制作も分かってるんだよね。
シナリオだとマトモな勝負が出来ないこと。
だから紗霧アニメーターシステムを公表する。
俺妹キャラを出して視聴者サービスする。
・高校生と中学生で家の維持が出来るわけ無い
・不安定な文筆業のみじゃなくバイトして最低限の安定は確保しろ
・こんな自堕落な生活してる中学生がこんなに健康的な訳がない
・不登校児がいる子供のみの家庭に市区町村からのツッコミが来ないのはおかしい
などなど、ベースとなる部分にツッコミどころが満載の本作。
にゃん^^さんに頂いたコメントがコレらに対する全てを語ってくれてます。
「ツッコんだら負け」
なんて便利な言葉でしょう。
魅力的な変態ライバル女性作家が出てきます。
フラレても私はずっと好き。貴方の才能は私が一番分かっているから。
ワンパターンなんだよっ!
「ツッコんだら負け」
なんて便利な言葉でしょう。
ホントに本作はレビュータイトル通りです。
”妹を愛でる為だけ”のアニメです。
でも。
【9話まで見て】感想で書いたとおり。
ちゃんと妹を愛でられます。
そこに特化したおかげでそういう作品にはなっております。
頭を空っぽにして、可愛く、エロく、エロオヤジっぽく、アホな部分も多々ある
可愛い妹を愛でましょう。
そして、高校生、中学生の、先が絶望的な恋を愛でましょう。