ちゃろう さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キャラを好きになった瞬間に楽しめます
この手の作品はキャラが全てですね。
キャラが好きになれば楽しめる、キャラが好きになれなければ全然楽しめない。
私はこのキャラを好きになりました。
なので楽しめました。
こういう女性だらけの作品で男のキャラと絡ませなかったのは私的には本当にうれしい限りです。と言うのも変に恋愛要素を絡ませたりハーレムになったりするとその男のキャラが気に入らないとストレスをためながら視聴することになってしまうからです。
これは娘を溺愛するお父さんが娘の彼氏が気に入らないとイライラするという感覚とほぼ同じだと思います。
タイトルは言いませんがそういう理由でイライラしながら観た作品も結構あります。
話はそれましたがそういう恋愛要素はハマれば話に深みが出て面白いのですがハマらないとストレスと共に視聴しなければならなくなるので、それがないこの作品は変に構えることなくストレスなく気軽に気楽に見れました。
物語に深みがない気軽に見れる作品だからこそ何か惹きつける要素が必要だと思いますし、それがキャラだと思います。
シリアスな物語はキャラが弱くても物語がキャラを引っ張ってくれます。それに対してコメディはキャラが物語を引っ張ると考えています。
しっかりと深い話なら暗い人が話してもムードメーカーが話しても興味がわくと思います。話が人を引っ張っているからです。ですが面白い話なら暗い人が話すのとムードメーカーが話すのとでは面白さが違います。話が人を引っ張るのではなく人が話を引っ張るからです。
このキャラたちはしっかりと作品を引っ張ってくれました。いわゆる萌え系の魅力的なキャラクターです。個性的ですがわかりやすいキャラクターでしたし不快なキャラクターがいないのもよかったです。
ほぼ身内だけで話が回っているのもいいと思います。OPにこれ見よがしに出てきてるのに1クールなためほぼ出番がなしというキャラも他作品にはちょくちょくいますし、キャラが多すぎると一人のキャラの描写が薄くなりますからね。それに比べると身内だけでワイワイする方がキャラの魅力も深堀りできると思います。
ただ逆に言うと他のキャラとのかかわりが少ない分、物語の幅が狭く単調になっているとも言えます。浅く広くか、深く狭くか…これはもう好みの問題だと思います。
私はこれでよかったと思います。最後まで楽しく見れました。