ダレイオス さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態：観終わった
主人公の女の子は喋り方を含めて凄く可愛かったな
始まって思うことは原作は少年誌に連載されていたそうですが
主人公は中学生の女の子だし
好きな男の子もいて恋愛ものぽい開始なので
女性向けの雰囲気が出ていたアニメでした。
あと主人公の女の子が可愛いかな
萌えを意識する作りではなくて、喋りとか仕草とかおっちょこちょいな性格とか
見ていてイチイチ可愛かったな
好きな男の子に対しての反応とかも純粋にその男の子ことが
好きなんだなと思える部分がとても可愛く、萌えとかではなくて女の子らしさが出ていて凄く良かった。
主人公の女の子は自分に自信がないので
その男の子のことは好きだけど自分には振り向いてもらえない的な
考えになっちゃうのも、気持ちはよくわかるので
キャラクター描写も良くて感情移入はしやすかったです。
設定はこの主人公の女の子が、女性の神様から力をもらい
誰にでも変身する能力を会得する所から始まり
ジャンルは不思議な力を得た女の子とやっぱり女性向けて感じでしたね。
最初は特別な人間に変身出来れば、主人公の女の子は好きな人の特別になれると思い
憧れている女の子に変身するのだけど上手くいかず
主人公の女の子の心の未熟さから始まるものでした。
最初なので主人公の女の子の未熟さを見せることにより
主人公の女の子が抱えている問題もわかりやすかったしストーリー入っていきやすく
開始としては良かったと思うし
他人に憧れるタイプで憧れの人に変身しても
見かけはその人になれても中身は変われずにそのことに気付いて
落ち込んだりする所を入れることにより
見ていて気持ちが伝わってくるので、そういった描写は良かったです。
主人公の女の子は駄目な子ではあるけど
心理描写を丁寧にすることにより不思議と嫌な感じはしなかったです。
ストーリーは女性の神様が主人公の女の子に力を与えたために
力が弱まり体調が悪くなったり色々問題が起きている描写をしながら
進んでいましたね。
女性の神様がそのことで悩むも、主人公の女の子が心配するから
話せないなど他人を思うがゆえ上手くいかないもどかしさなど友情ぽい感じが出てましたね。
主人公の女の子の兄が女性の神様の異変に気付いて
真実を聞こうとしても、そのことを話せないことにより
結果的に嘘をついてしまうなど難しい面を出しながら進め
キャラの関係はギクシャクしていたかな
主人公の女の子は好きな男の子と最初は知り合い程度の関係だったけど
会話したり、一緒にいるうちに仲が良くなったりしていく
感じは出ていて、普通の恋愛ものでしたね。
主人公の女の子はストレートに好きてことを伝えられないので
そのことを隠しながら好きな男の子に対して
好意的に見てもらおうと頑張る姿は可愛かったし
その積み重ねは楽しめました。
恋愛ものとしては王道なので変にひねらずにやっていることにより
素直に楽しみやすかったです。
他にも主人公の女の子と中学校の女の子の友達との
友達関係の難しさをやっていたかな
元々は３人の友達だったけど友達が増えることにより
嫉妬とか人間関係の難しさをやってましたね。
恋愛を含めながら色々な人間関係の難しさがテーマだったです。
シリアスも多かったけど
内面が掘り下げられることが多く、相手のことを考えて進むことが多かったので
思いやりを感じることが出来たし
ストーリー自体もしっかりしていて意外にストーリー重視だったので
中々見応えのある青春学園ものになってましたね。
相手のことを思いやれるのも、かつて主人公の女の子が未熟だったのを
経験にして思いやっているので、主人公の女の子の成長を
感じることが出来たしストーリー構成は中々だったかと
ただ、主人公の女の子に関しては空回りして失敗することは
ただちに悪いことではないのだけど
そこまで頼まれてもないのに変身して勝手に恋の告白をしたり、お見合い相手に
嫌われることをしたり
結構暴走していたのは気になったな
主人公の女の子はそれなりに自分で考えて行動したり反省したりするので
気持ちはわかるし、状況的に切羽詰まってたのもあるので悪い子ではないのだけど
結果的に酷いことをしちゃったりは後味は悪かったな
その後も後始末も・・・ネチャネチャした展開になったし見ていて辛かったな
上手く解決出来たかになると反省しましただからな
気持ちは伝わっては来るものの上手く解決したとは思いにくかったな
まあ反省だけなら何とやらですからね。
終盤は主人公の女の子が心配するから女性の神様が力が弱まったことを
主人公の女の子に話さなかったことの
まとめに入っていて１０話完結の１クールアニメと考えると無難にまとめていたかな
あっさりしているので、感動のストーリーの演出はされてましたが
そこまで感動出来るかになると、それ程でも・・・だったと思うけど
細かいことを気にしなければ１話からのまとめに入っているので
いい話だったと思うことが出来るし悪くはなかったと思う。
深く考えなければ良い話
恋愛描写、友達との関係の進展や友情、主人公の女の子の兄と女性の神様の関係など
結構扱っている要素が多いのに、どれもそれなりに進めていて
やはり１０話完結の１クールアニメと考えると頑張ったと思う。
恋愛にしても友達との関係にしても主人公の女の子と女性の神様の関係にしても
続きは見たい気はするけど、ここで終わっても問題ない終わり方もしているので
終わり方は良かったのではないかと思う。
作画については背景が写真ぽく見えましたが鮮やかな景色は綺麗で世界観の演出は
凄く良かったと思います。
キャラクターデザインは主人公の女の子は癖がなく可愛らしい感じが出ていたし
萌えぽくなくて清楚な感じが出ていたのは作風に合ってました。
表情の描写も中々頑張っていて凄く良かったです。
作画の質自体もかなり安定していたし、作画面に関しては安心して見ることが出来ました。
声優さんについては、主人公の女の子の役の方は方言を喋っていたけど、喋りについては
可愛らしかったし、声質も合っていて良かったです。
女性の神様の役の方はそれなりに大人のキャラなので普段喋ってる時は大人なキャラらしい
しっかりとした演技が出来ていたのは良かったです。
その逆に子供ぽい部分があるのだけど、そういったシーンでは子供ぽさが出ていて
演じ分けも出来ていて中々でした。
全体的にも時に声質は合っていたし演技力自体も問題なかったです。
まとめると特に前半は恋愛、友情面でも面白く素直に楽しめ
終盤はシリアスが多いけど１クール１０話アニメと考えるとまとまってましたね。
意外にストーリー重視だったし内容は良かったと思う。
問題点は主人公の女の子の暴走が気になったぐらいかな
悪気はないのはわかるけど・・・結果的には酷いことになっちゃったからね。
主人公の女の子は可愛くて個人的には好きなのですが
うーん、可愛いから許すになっている気もしなくないので・・・
キャラの評価はその辺りのせめぎ合いになりました。
