◇fumi◆ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
パクリとオマージュに彩られたすこしふしぎロボットアニメ
実はあまり評価している作品ではありません
原因はスパロボでのネタバレを見たことによります
当時としては素晴らしい画像の作品で1話のつかみは最高
期待して観たんです
フジテレビの本格ロボットアニメ、しかも夕方の放送(当時は普通か)
小松左京の物体Oの世界ですが、内側から見ています
設定は陳腐ですが、人物の表情が豊かで登場人物も大人が多く、主人公の好感度が高く、ヒロイン格の女性はみな美しい
何かおかしい
全26話に9人の脚本家が居るのです
人気の高い「ブルーフレンド」の高山文彦は2話も書いていますが、両方ともよい 監督の出渕裕は1話だけ脚本
演出も9人くらいいて入れ代わり立ち代わり
これはわざとでしょうか?
ちなみにエヴァはほとんどの脚本を庵野監督が書き、補助の人がついている感じです
結局は原案が前半だけで後半は大勢の脚本家任せになったのが崩壊の原因では
このサイトのレビュワーの方々はキャラの成長や人物関係、愛や友情を最重視していると思いますが、崩壊してしまっては誰が誰を愛しているのかさえ定かでなくなってしまいます
ウィキでは人物像を、アニメ、劇場版、コミック、ゲームそれぞれを並べて説明していますが、これは出発時のミスを次のメディアが補完していくというタイプの作品だったということでしょう
最終バージョンはスパロボでしょうか?
グレートマジンガーやゼオライマーと並んでる状態で保管されてもギャグです
それでも中心はテレビ版の美しい(当時)作画なので、何か知るごとに戻って観るということになります
エヴァもそうだろとよく言われますが、テレビ版の脚本はほとんど庵野さんなのです 崩壊もすべて繋がっています この作品とは違います
監督の力量・・・・アニメの監督はこれだけだったんです(劇場版含む)
闘将ダイモスのロボデザでデビュー その後は主にメカニックデザインの人です 脚本もシャングリラで1話書いたきりです
考察するにもわざと崩壊させた臭い作品ではちょっと・・・
好評の人が多く、ロボット物ファンとしては申し訳ないんですが、2回見たうえでの感想は「その域に達していない」でした
雰囲気アニメとしてなら劇場版はまあまあです
メディアが変わると人物の性格が変わります
それ以前に脚本家によって変わっているような気までしてきます
ただし、見たのは10年以上前です 今ならと言う気も少しあります