「とある飛空士への恋歌(TVアニメ動画)」

総合得点
65.5
感想・評価
656
棚に入れた
3724
ランキング
3300
★★★★☆ 3.5 (656)
物語
3.5
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.4

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ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「僕達はずっと一緒にこの空を飛ぶ。無限の夏空へ、終わらない恋の歌を歌う。」

「とある飛空士」シリーズ、
「追憶」に続く2作目がこの「恋歌」です。

物語上のつながりはないので、
恋歌から見ても問題ありません。

原作は小説5巻。
それを13話でまとめているので、

原作ではどうなってるの?と
もやもやする部分や、

用語や世界観がつかみにくい部分もありました。

wikiさんに助けてもらったり、
わからない部分もとりあえず流しながら観ていました。

そうすると、
だんだんつかめていきました^^


● ストーリー
アリエル・アルバス(♀)と共に
空飛ぶ島“イスラ”に移住したカルエル・アルバス(♂)。

カドケス高等学校飛空科に入り、
飛空士として訓練を重ねながら、

故郷の創作神話に登場する
“空の果て”を目指す。

そこでクレア・クルス(♀)と出会い、
互いに惹かれ合うカルエルとクレア。

しかし、カルエルにもクレアにも、
人には話せない秘密があった。


序盤はカルとクレアの甘い出会いと
飛空科でのにぎやかで楽しい学園生活がメイン。

途中からは激しい空戦。
そして旅のゴールと…。

だらだら見ると、
序盤のあまり進まない展開に飽きてしまう恐れがあるので、
一気に見るのに向いている作品かもしれません。

カルやクレアの生い立ちと、
二人の運命が徐々に明かされていく展開には惹きつけられました。

前作「とある飛空士への追憶」とどことなく雰囲気が似ていますが、
登場人物が多い分、にぎやかで楽しい雰囲気もあります。


空戦で描かれるのは、
守りたいものを守るために戦うことへの覚悟。

それがストレートに伝わってくるから、
終盤の展開にも目が離せない。

人は誰でも命を落とすことがこわい。
だけど、守りたい人を失う方がもっとこわいから、戦う。

人の命と生き方について、
とても考えさせられました。


≪ 恋歌 ≫

後半からの怒涛の空戦でつい忘れてしまっていましたが、
この作品は“恋”がテーマです。

これはカルとクレアの恋だけを意味するのではなく…。

アリーの{netabare} 「歌えない恋の歌もある」 {/netabare}
という台詞が切なかったです(´;ω;`)

アリーは良いヒロインだった!


● 音楽
【 OP「azurite」/ petit milady 】

petit miladyは、
悠木碧(クレア役)と竹達彩奈(アリエル役)によるユニットです。

このOPがかなりいい疾走感♪
アニメーションが曲をより盛り上げてる♪いい作画♪

最近一番頭の中を流れる曲です^^


【 ED「風が知ってる」/ 赤い風船 】

OPとは雰囲気がガラッと変わって、
どこか意味深な曲。

しかしこれが、
楽しいだけでは済まない待ち受ける運命を予感させ、

中盤以降のやるせない展開をよく引き立てています。

この作品のテーマソングとしては、
OPよりこちらの方がふさわしいかも。

ギターのギンギン感が印象深く、
お気に入りの1曲です。


● まとめ
「とある飛空士への追憶」の雰囲気も好きでしたが、
こちらも雰囲気は悪くなかったです♪

どちらかというと好き^^

だけど、やはり世界観がすぐには分かりにくかったのと、
一番の山場であるはずのシーンがあまり盛り上がらなかったのが残念。

原作を読んだ方が
もっと楽しめたかもしれません^^;

それでも続編がアニメ化されるのであれば、必ず観ます♪

投稿 : 2017/06/03
閲覧 : 443
サンキュー:

26

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