ようす さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「僕達はずっと一緒にこの空を飛ぶ。無限の夏空へ、終わらない恋の歌を歌う。」
「とある飛空士」シリーズ、
「追憶」に続く2作目がこの「恋歌」です。
物語上のつながりはないので、
恋歌から見ても問題ありません。
原作は小説5巻。
それを13話でまとめているので、
原作ではどうなってるの?と
もやもやする部分や、
用語や世界観がつかみにくい部分もありました。
wikiさんに助けてもらったり、
わからない部分もとりあえず流しながら観ていました。
そうすると、
だんだんつかめていきました^^
● ストーリー
アリエル・アルバス(♀)と共に
空飛ぶ島“イスラ”に移住したカルエル・アルバス(♂)。
カドケス高等学校飛空科に入り、
飛空士として訓練を重ねながら、
故郷の創作神話に登場する
“空の果て”を目指す。
そこでクレア・クルス(♀)と出会い、
互いに惹かれ合うカルエルとクレア。
しかし、カルエルにもクレアにも、
人には話せない秘密があった。
序盤はカルとクレアの甘い出会いと
飛空科でのにぎやかで楽しい学園生活がメイン。
途中からは激しい空戦。
そして旅のゴールと…。
だらだら見ると、
序盤のあまり進まない展開に飽きてしまう恐れがあるので、
一気に見るのに向いている作品かもしれません。
カルやクレアの生い立ちと、
二人の運命が徐々に明かされていく展開には惹きつけられました。
前作「とある飛空士への追憶」とどことなく雰囲気が似ていますが、
登場人物が多い分、にぎやかで楽しい雰囲気もあります。
空戦で描かれるのは、
守りたいものを守るために戦うことへの覚悟。
それがストレートに伝わってくるから、
終盤の展開にも目が離せない。
人は誰でも命を落とすことがこわい。
だけど、守りたい人を失う方がもっとこわいから、戦う。
人の命と生き方について、
とても考えさせられました。
≪ 恋歌 ≫
後半からの怒涛の空戦でつい忘れてしまっていましたが、
この作品は“恋”がテーマです。
これはカルとクレアの恋だけを意味するのではなく…。
アリーの{netabare} 「歌えない恋の歌もある」 {/netabare}
という台詞が切なかったです(´;ω;`)
アリーは良いヒロインだった!
● 音楽
【 OP「azurite」/ petit milady 】
petit miladyは、
悠木碧(クレア役)と竹達彩奈(アリエル役)によるユニットです。
このOPがかなりいい疾走感♪
アニメーションが曲をより盛り上げてる♪いい作画♪
最近一番頭の中を流れる曲です^^
【 ED「風が知ってる」/ 赤い風船 】
OPとは雰囲気がガラッと変わって、
どこか意味深な曲。
しかしこれが、
楽しいだけでは済まない待ち受ける運命を予感させ、
中盤以降のやるせない展開をよく引き立てています。
この作品のテーマソングとしては、
OPよりこちらの方がふさわしいかも。
ギターのギンギン感が印象深く、
お気に入りの1曲です。
● まとめ
「とある飛空士への追憶」の雰囲気も好きでしたが、
こちらも雰囲気は悪くなかったです♪
どちらかというと好き^^
だけど、やはり世界観がすぐには分かりにくかったのと、
一番の山場であるはずのシーンがあまり盛り上がらなかったのが残念。
原作を読んだ方が
もっと楽しめたかもしれません^^;
それでも続編がアニメ化されるのであれば、必ず観ます♪