狗が身 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
これは酷い…。
ドラマを作ろうとするあまりキャラクターを改悪させてしまう成田良美の悪い癖が明確に表れてしまっており、本作の咲と舞が酷すぎる…。
TV本編では喧嘩らしい喧嘩をほとんど起こさず、5年前の出会いに運命を感じている二人は、最初から親友のような間柄だ。そんな二人が本作では些細なことから喧嘩してしまうのだけど…この流れに違和感を覚えずにはいられない。
TV本編にてみのり絡みで一度喧嘩まがいのことは起きたものの、あの時は相手を責めるのではなく、自分を責めていた。にも関わらず、今回は二人とも、相手に嫌みを言ったり明確に非難したりしている。なんでだよ…。
咲はあれで結構頭に血が昇りやすくてキツいことを言ってしまう面もあるけど、そういう時はすぐに思い直して反省できる子なはずなんだけどなー。
バンクではない新規の変身シーンにカタルシスを作る為の積み重ねだとしても、二人の喧嘩シーンはかなりストレスの溜まる展開だった…。
そしてそれだけのことをした割にはスッキリしなかったというか、それほど盛り上がるわけでもなかったんだよね。
本作の敵、サーロインは見た目と声は格好良いんだけどさ、噛ませ臭が凄かった。実際、二人が仲直りしたらアッサリ敗北しちゃったし。
TV本編が大好きだからこそ、楽しめなかった。