oneandonly さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
設定で喜劇を作っている作品
世界観:6
ストーリー:5
リアリティ:3
キャラクター:5
情感:4
合計:23
佐倉千代、16歳。無骨な男子高校生、野崎梅太郎に恋をした彼女は、ある日勇気を振り絞って告白するのだが、が、うまく想いを伝えることが出来ずに、なぜか野崎のサイン色紙を貰ってしまう。さらに言葉の取り違えから野崎の家に誘われた千代は、突然原稿を渡され漫画のアシスタントをさせられることに……。なんと彼は男子高校生でありながら、「月刊少女ロマンス」で連載中の人気少女漫画家だったのだ。
(公式サイトより)
きっかけは、知り合いからの推奨です。
つかみはOK。高身長でガタイも良く、精神的にも自立していて格好の良い男というイメージの野崎が{netabare}少女漫画の人気作家(夢野咲子w)であり、女子の心の代弁者と言われているというギャップがとても面白かったです。それから、漫画が作られる過程を垣間見たり、少女漫画のあるある的な話が物語とリンクしながら展開するのも良いです。
しかし、4話以降、増えていく登場人物のテンプレ具合と深みを感じられる場面が圧倒的に足りないため、視聴が楽しめなくなってしまいました。ひとつには、モテキャラの描き方。ビジュアルが良くてキザな台詞を言うだけの御子柴や、女性の鹿島が、多数の女子からモテるというのは納得がいかない。周囲がキャーキャー言うという絵を描くだけではその人物がなぜモテるのかにリアリティがなく、作られた架空の存在であると認識してしまいます。こういう騒ぎ方をするのは「ファン」であることを自覚できる大人がやることであって(ヨン様などと騒ぐおばちゃんみたいな)、学生の頃はまだ自我が強くて、意中の相手に対して自らモブキャラを選択する人は少ないと思いますし。
野崎も人間味が乏しく、佐倉に対する接し方が冷たいので、佐倉が野崎を好きでい続けられること、好きでいていいのか悩まないことにも疑問が生まれてきました。
登場人物を動かすに当たっても設定が前提になっていて、キャラクターの造形が薄く、魅力が感じられなかったのが自分にとっては楽しめなかったということです。{/netabare}
序盤は面白かったですし、あにこれ評価も高く、私に合わなかっただけのような気も。原作は四コマ漫画ということを踏まえれば、わかりやすいのは当然で、よくできた作品とも評価できる面はあるのでしょうね。
(参考評価推移:3話3.6→4話3.4→5話3.0断念)
(2017.6視聴)