カンタダ さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
可もなく不可もなし
よくまとまっていると思う。きれいな風景もほとんどなく、全体的に薄暗く重苦しい逼塞感が蔓延する作品を、観賞者を倦ませず巧く観せている。
しかしこれと言って特筆すべきところはなかった。霧亥も高度なサイボーグのせいかほとんど表情をみせることがなく、彼に感情移入は難しかったが、づるなどの周囲の人間でバランスをとっているのだろう。しかしそれだからといって主人公に思い入れが生まれるかどうかは別だ。
原作が弐瓶勉なので気になる作品だったが、映画単体ではその魅力は十分には伝わってこない。とはいえ次回作があれば観るだろう。