◇fumi◆ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
21世アニメファンが失望と希望と歓喜に燃えた魔法少女サーガ第一幕
2004年 深夜帯に放送された魔法少女アニメ
原作は「とらいあんぐるハート」と言うエロゲームで、原作の一人都築真紀が本作品の脚本を全話担当している
監督は「それいけ宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」などの新房昭之 監督第4作目
当時は深夜に魔法少女?マジかよ もしかしてエロ?
なんて思ってました
実際はややSF調の少女成長ストーリーで、見出したころは作画がいまいちで展開も遅くイライラしていた記憶があります
主人公の声優は東映版カノンの川澄舞をやってた人で印象が薄く、副主人公もマイナー作品七人のナナの人 監督も地味な無名人でしたしねw
ストーリーは少女と幼女の中間くらいの年代のなのはが、少年兼マスコットキャラのユーノとの出会いから始まる(魔法少女物の典型設定)
なのは(田村ゆかり)とフェイト(水樹奈々)の一騎打ちのビジュアルを頂点に綺麗な曲線を描く流れの作品で起伏が少ない
大人向けの深夜帯の魔法少女と言うチャレンジを意識して、それ以外の冒険は排除したようなバランス最重視の作品になった
5年後に大ブレイクするアニメ界を代表する監督ではあるが、硬さが目立ち、だからこそ、ファンにとっては貴重かつ大切な作品として今も語り継がれているのだと思う
現代まで続く「なのはサーガ」の第一章
未見の人は心して観ることを勧める
深夜アニメの苦難の時代を乗り切った大切な作品という位置づけをしたいと考えています