でんどうず さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
宮崎アニメのレビューはおっさんは書かない予定だった。
初めに凄い長くなるうえ
宮崎アニメやこの作品が好きな方は、不快な表現が含まれると思いますので
見ないことをお勧めします。
宮崎アニメとワンピースと進撃の巨人とジャニーズの酷評は
信者からの攻撃が凄いので控えた方が良いと
じっちゃんが言ってたんで控えてたのですが
今のおっさん勢いだけは凄いので書いちゃいます。
アニメを殆ど見なかったおっさんも
宮崎アニメと名探偵コナンとクレヨンしんちゃんは偶に見てたんです。
この映画は映画館に見に行ったんですよ。
付き合いですが知人と3人で。
見終わった後に一緒に行った奴2人が意見食い違っていて
意見を求められたわけです。
その時のおっさんは疲れがたまっていてレム睡眠を堪能しつつ妖精さんに
視聴を任せていたので殆ど覚えていなかったのです。
おっさんの感想は後日と言う事で
レンタル開始日に借りたわけです。
まず、最初に言うと、おっさんは宮崎駿と言う人を
映画監督とか原作的なクリエイターと言う分野では全く評価していません。
ます、独自性が無い。
アニメ界のキャリア組なので殆ど苦労も無く来たせいか
自分の世界に引き込もうって言う意気込みがない。
動画作家としては凄いと思うのだけど。
さて・・・本題
この映画いわゆる小説の原作者と飛行機に夢をはせた実在の人物を混ぜ
(両方実在した人)半分架空人物のノンフィクション作品的な
位置付けになるのかな?
恐らく宮崎アニメ初チャレンジの
半実在の人物を描写する人物描写が問われる作品になると思うのだが。
肝心の主人公の声を別のアニメを作ってる監督がやっていて
どうしようもない
元々宮崎アニメって「声優使わないんだぜ」って点がある
おっさん元々そこが非常に気に食わない。
例えばリアルな世界で
あれ…今日あいつちょっと不機嫌?とか
特に怒ってない相手に「ねぇ怒ってるの?」って聞いて
「いや、怒ってないよ?」的なシチュエーション
遭遇したことないですか?
リアルな世界だと視点も自分の思うがままに変えられ
色々な情報が3次元で脳に入ってきます。
他に声色などが有ります。
人の動きや相手の瞳孔や声色等総合的に判断して
平坦な言葉のやり取りからでも
「あれ?怒ってるかも?」等の感情を受け取ります。
映画やアニメは2次元に置き換えられてしまいます。
視点は監督が指示するカメラワークになるので
観る側の意思とは無関係です。
実写ですらこのリアルな表現は難しいのです
なので実写の監督は人間を表現するときにカット割りに試行錯誤し
役者ですら足りない情報を演技(過剰)でカバーし
表現したい世界に引き込もうと必死なのです。
アニメの場合もっと情報が少なくなりますので
(リミテッドアニメならなおさら)
声優と言うのは非常に重要な要素であるにも拘らず。
重要な要素を殆ど捨てて
観る側の妄想力に委ねられてしまう。
そんなら初めから小説読むし‥‥
大人向け?と言うのを聞くが
子供向けにステレオタイプ的な正義に見えるように作ってるし
子供向けの表現や表現の無さが多々存在するし
大人向けの娯楽性はない。
かといって子供向け?
子供向けの娯楽性は無い。
ナウシカ、もののけ、ラピュタ、魔女etc
は、オマージュにせよインスパイアにせよ少なからず
宮崎アニメなりの娯楽性があった。
はたして、ブランドイメージ無しにこの作品を
映画と言うカテゴリーで真剣に評価して日本の代表作ですって
世界に送れるだろうか?
そんな受け手の匙加減本位な作品で良いの?
おっさん的に日本のアニメは世界に通用すると思っているし
日本の監督は世界に通用すると思っている。
少なくとも子供、大人向けの娯楽としてのアニメのクオリティーは
凄い高いと思っている。
でも、こんな作品が高評価になり得て
世界の宮崎なんてちやほやして日本の限界はこの辺り
みたいな感じで良いのかなぁ?
少なくともこの作品に何か秀でた価値が有るか?と問われると
おっさんには「ない」としか言えない。