oxPGx85958 さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
先がどうなるかわからないが、いまのところ面白い -> 失速
最後まで見ての感想
結局のところ失速しました。シリーズ冒頭の導入部は良かったのだけれども、エンディングに向けてのストーリーがとにかくつまらない。描写のしかたや構成が上手く行っていないというのもあったけれども、たとえ上手くいっていたとしても、話のつまらなさはどうしようもなかったでしょう。
ただ本作は物語と脚本以外の要素の質が最後まで保たれていて、気楽に見通すことができました。今期のアニメの中ではそれだけでも有り難いことです。
個人的には、主人公のゼロを演じた花守ゆみりの声がものすごく気に入りました。傭兵を演じた小山剛志と狼を演じた加藤将之も良く、このキャラクターたちが出ているシーンは声だけで保っているように思いました。
脚本チームを入れ替えての続編を希望。ゼロと傭兵のロード・ムービーで十分です。
-----
第6話まで見ての感想
昨年、似たタイトルのアニメがあって、あれの関連作品なのかと思い込んでいましたが、ぜんぜん関係ありませんでした。本作はこのタイトルで損をしている。あれと比べるとずっとよく出来ている作品だから。
6話までの段階で、本作の物語はやっとプロローグを終えたという感じなので、物語についてはまだなんとも言えません。ただ、ここまでの6話は、登場人物たちに旅をさせながら、彼らについて、また物語世界についてゆっくりとしたペースで描写を行っていく、きわめて良く練られた構成になっていると感じました。「本格派」というか。
メイン・キャストの小山剛志と花守ゆみりは素晴らしい。映像配信とかをやって夢を壊さないで欲しいと切実に思ってしまうほど、アニメのキャラクターの人物造形がうまく行っていると思います。
この先、陳腐な展開にならないことを祈っています。