oneandonly さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
美しく、グロテスクな世界
世界観:7
ストーリー:6
リアリティ:6
キャラクター:6
情感:5
合計:30
<あらすじ>
太陽系を滅ぼした謎の生命体・奇居子(ガウナ)と交戦しながら新天地を目指す播種船シドニア。めざましい戦果を挙げる衛人(モリト)操縦士・谷風長道(ナガテ)は、操縦士訓練生の憧れとなっていた。しかし、本人が気にしていたのは外生研から消えたエナ星白の行方ばかり。一方、衛人操縦士・岐神(クナト)海苔夫は、科学者落合の研究所を訪れていた。封印されたその場所で、岐神が見たものとは…。
(公式サイトより)
第1期から続けての視聴です。
まず、3話のドアをぶつけられるシーンが異色でした。5話以降にもスローモーションバイオレンスが時々繰り広げられるのですが、作風がシリアス寄りなので、ここ笑ってよいのかな? と戸惑いながらニヤリとしていました(笑)
{netabare}ツムギというガウナっぽいのに強力で可愛い(キャラデザ的には気持ち悪さがあるのだが)仲間も出てきて、中性の親友イザナは女性に変化していくなど(元が男性のイメージのほうが強く、主人公も恋愛対象には見ていなさそうで複雑な人間模様に)、登場人物はテンプレとはかけ離れており、この作品の魅力に感じられるようになってきました。{/netabare}
バトルや高速移動(特に残光の表現)の作画はかなり良かったですし、多数での掌位も綺麗です。主人公最強なのでピンチを感じることはあまりありませんが。
キャラクターの作画が独特という話は1期のレビューで書いたような気がしますが、相変わらず不思議な感じで、モノローグなのか喋っているのかわからない場面もありました。
{netabare}星白は引っ張らなくて良いと思う派ですが、結局最後まで出てきましたね。船体内部に入り込んでナガテとキスをするシーンは、美しさとグロテスクさを融合していて印象的(多感な時期に見たらトラウマになりそう)でした。{/netabare}
全体的な評価としても、美しさとグロテスクさが混在するアニメで、自分はグロが苦手なため少し距離を置いてしまいましたが、好きな人は嵌れるかもしれません。最後の{netabare}過去に住んでいた場所に戻る話は、ナガテはヒロキが死んでから地下でずっと1人で生きていたという設定ですが、人間はそれでもその環境に慣れて生きていけるのか、何となく考えてしまいました。ゲームして、食べて、寝るしかないんですよね。ヒロキが遺言で、いつになったら階段を登れと目標を示してくれていたとかなら少しわかりますが、先の目標もなかったらゲームもしなくなりそうだし、生きていけないような気がしてしまいます。あと、言葉も喋れなくなりそう。{/netabare}
OP「騎士行進曲」は今回も嵌り曲でしたね。しかし、最後に流れた1期のOP「シドニア」を聴くと、やはり神曲は1期のほうですね。
<2019.1.24追記>
世界観の評価基準変更に伴う調整です。OPを久しぶりに視聴しました^^
(参考評価推移:3話3.8→7~9話3.9→10~12話3.8→調整3.7)
(2017.5視聴、2019.1調整)