moaimoai さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
踊り場溜まり場しゃべり場
本作については2期が楽しみです。はい。笑
以下、桐山君の昼食シーンから思い出話 ※長文なのでご注意を
{netabare}自分の経験だと階段上だったり、踊り場は溜まり場でしゃべり場でした。
運動部や帰宅部のお調子者やギャル男(世代的に多かったんです…笑)やヤンキー(孤立しやすいのか他クラスから集まる)などが集まり、飯を食いながら色々とゲーム(意味深)をしてました。
で、ある時期からその場所に1人で弁当を食べながら漫画をひたすら熟読する男の子が現れたんですね。
そこそこ生徒数が多い学校だったので正直、彼がどこのクラスの誰なのか殆どの人間がわかりませんでした(わかったという人間も"名前が出てこない"という始末)。。笑
2、3日してようやく身元が判明(同学年)したのですが、別の問題が。
彼の定位置が校舎間を繋ぐ屋上の通路の出入り口前だったんですね。私達はというと、通路前から階段までのスペースで円を描くように溜まっていました(トランプなど、ゲームをするのに丁度いいので)。
基本的に出入り口は解放されていますが、人1人座ると邪魔になるんです。
そこを御構い無しに座っているもんで、生徒や先生方と、各方面からクレームが飛んできました。
って、そのクレームが私達に飛んできたんですね。笑
素行があまりよろしくない生徒が集まっているとこうしたことはよくあるのですが、
今回の件は一周回って「あいつの謎キャラ、クソ面白い」という流れになりまして
1人ずつ彼に話しかけて、誰が彼をあの場から動かせるか。
という、この年代特有の"悪ノリ"が始まりました。
と言っても、彼自身を物理的・精神的(こちら側が意図して)に傷つけることは誰もしませんでした。その辺りの分別は其々ありました。
皆単純に彼に興味が湧いたんだと思います。
1人ずつ其々のアプローチで彼に絡み始めました。
なんですが、肝心の絡み方だったりはじめの台詞を私すっかり忘れてしまいました…汗
というのも、誰が絡んでも彼の態度は一貫していたんですね。
「あ、はい」
「…はい」
と会話の入り口はいつもコピペ状態でした。
なんですが、毎回こちら側がこの台詞を言った瞬間スイッチが入ってました。
「何読んでんの?」
この台詞で着火
「ケロロ軍曹だよ!!!!(漫画をこちらの顔付近で思いっきり広げてドヤ顔)」
そこからケロロ軍曹が如何に面白いか
から、涼宮ハルヒについて熱弁してくれました。
この勢いに当時、生活にアニメの「あ」の字もなかった我々はタジタジ
運動部
ギャル男
ヤンキー
彼の演説の前では人種の壁などありませんでした。笑
そんな中、私達のグループの中で彼と意気投合する男が現れました。
運動部所属のK。彼もiPod内の曲が全て昭和歌謡だったり、当時の我々からみると変わり者だったのですが
彼は部活をやりながらもハルヒをリアタイで観ていたということを、このタイミングでカミングアウト(隠してたわけではないけど、語る相手もいないのでわざわざ言う必要もなかった。とのこと)。
この頃から、誰1人名前も知らなかった、ケロロ軍曹を愛する彼のことを「軍曹」と呼ぶようになっていました。
正直、Kと軍曹の話は当時の私にはサッパリでした…笑
が、気づけば軍曹もトランプに混ざっていました。笑笑
そして地味に強かったwww
軍曹の本名、卒アル見ないとわかりません…笑笑笑
けど、中々面白い人物だったことは記憶に残っています。
あの頃の踊り場は溜まり場でしゃべり場でした。
そこに人種の壁は存在しませんでした{/netabare}
というあのシーンを観るたび、ふと思い出す光景でした。
駄文ご清聴ありがとうございました。笑