ダレイオス さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
作画は凄く綺麗でした。話数を重ねることにより面白くなっていった感じだけど終盤はストーリー破綻してないかな?
設定は天使の女の子の主人公が人間界にやってきて高校生として暮すものだけど
こういった設定のアニメにありがちな人間と同居するものではなくて
1人で暮すもので設定自体は独自性を感じました。
あんまり無い設定かと
そして、そこには同じく人間界にきている悪魔の女の子がいたり
人間キャラは少なく人外キャラが多く
天使の女の子や悪魔の女の子達のキャラでやっていたアニメですね。
人外の女の子で話をまわしている内容
しかしながら悪魔とか天使とかの設定はあるけど実際にはファンタジー要素は低めで
日常系の作りでよくある日常ものかと、天使や悪魔のキャラ付けをしたいだけに
設定されている感じでした。
そして、それにしてもストーリーの流れがなくて中身は30分アニメにしては
中身はあるわけではない。
ギャグをやったりのコメディーが中心で、それが楽しめるかどうかが全てかな
主人公の女の子は性格、生活態度が悪く駄目人間
それをコメディーにしている感じ
主人公の女の子は昔優等生だったが人間界に来てネットゲームにハマリ堕落したために
天使にしては性格、生活態度が悪く、その自覚もあり、悪気も無しにその態度をとるので
そんな天使「いなわー」的なノリで見るものかな
多分この子を可愛いなと思ってはいけないでしょうね。
普通の女性キャラクターとしての良さはないかな
で、その主人公の女の子をライバル視するサターニャは悪魔の女の子だけど
あんまり頭が良くなく性格も主人公の女の子程ではないけど
あんまり良くなくて、色々いたずらを考えているけど
あんまり頭が良くないので数々のいたずらはコイツアホだな・・・的にしか
見えないし、アホなせいで痛い目にあうのでその馬鹿さを楽しむのでしょうね。
まあ、そのアホさは楽しめたことには楽しめました。
性格は良くなさそうだけどアホだから愛されるキャラなのかも
中盤以降はアホさは明確にコメディーとして楽しめるものでした。
その暴走キャラ2人に悪魔の女の子ヴィーネと天使の女の子ラフィエルの2人女の子が加わり
メインはこの4人でまわしていましたね。
この2人は暴走キャラではないのでバランスとしては良かったのではないでしょうか
ラフィエルは温かく見守りながら、実は暴走しているサターニャや主人公の女の子を見て嬉しく思ってしまうあたりも
性格は可愛いなと思いました。いたずら心もありサターニャをいじったりする所も
可愛かったかなサターニャはチョット可哀想だとは思ったけど
いたずらは悪気があるわけではないので楽しめました。
他にもいたずらするのだけど、可愛さがあってその遊び心は良かった。
ヴィーネは常識人だったので、常識人ならではの駄目な子を見た反応は面白かったし
主人公の女の子に対しての思いやりは感じたし
思いやりだけでなく時には厳しく対応したり、主人公の女の子を甘やかさない所などが良くて
とても良キャラでしたね。
ただ、終盤はラフィエルと協力してサターニャをいじってたけどチョット怖かったな
うーん、主人公の女の子はそんなに魅力のあるキャラではなかったけど
他の3人のキャラの良さが駄目人間である主人公の女の子から視聴者が感じるストレスを
和らげていたかな、そのおかげでキャラクターの良さは他のメインの3人で楽しめたし
主人公の女の子の駄目ぷりをそんな天使「いなわー」的なノリで見ることが出来ました。
このバランスは良かった。
ストーリーは序盤からそこそこ面白かったけど
4話、5話、6話、7話、8話と
積み重ねるうちにさらに面白くなる感じかな、キャラも最初に出てきた4人のキャラでまわすので
同じキャラがずっと出ていることにより
さらにキャラがいいかな・・・と思えるケースがあったりする所はありました。
特に中盤以降は主人公の女の子以外のキャラの視点で進むことがあり
キャラを使い捨てにせずに
やっているうちに勢いだけの面白さではなく染み渡る良さが出てきた感じ
あと作画は綺麗かな、キャラクターデザインはしっかりしていて
可愛い感じに描けていました。キャラクターデザインは優秀かと
キャラクターの動きも可愛らしいし、女の子らしさが出ていてとても良い感じでした。
表情やチョットとした仕草などアニメーションとしてはかなりのものだったかと
作画の質自体も非常に安定して安心して見れる作画だったかと
劇中の効果音やサウンドは中々でしたね。場面場面を盛り上げたり
チョットした笑いにも繋がっていたし、いい感じに機能していました。
個人的に一番面白かったのは
主人公の女の子が昔は凄く可愛くていい子だったシーンも回想で出てくるのですが
それはギャップ的なものがあって笑えました。
そして、そんな主人公の女の子に憧れて人間界にやってきた天使時代の後輩の女の子は
キャラは面白かったし、堕落してしまった姿を見て
落ち込んだり色々考えたりする姿はコメディーとして機能していたので楽しめました。
その後輩の女の子との話は面白かったです。
後輩の女の子は僅かしか出ないのですが良いキャラをしていました。
このアニメ僅かしか出ないキャラでもしっかりとしたキャラ付けが出来ていたのは評価したい。
ただなあ、10話は終わり方が続きがありそうだけど
なぜか11話との繋がりがないことになっているしストーリー構成ミスじゃないのかな?
と思える部分は残念だった。
話数シャッフルとかでもないし、そのせいでストーリー展開がよくわからないことになっているし
素直には楽しめませんでした。
主人公の女の子、実際には正月姉と会ってなかったけど
会っていたことになっているし無茶苦茶だよな・・・とストーリー構成した人は
おかしいと思わなかったのかな?辻綱が合わないのは気になった。
人によってはストーリーが破綻しているにしか見えないでしょう。
最後も何か問題を抱えていたけど、中途半端に終わっているよな
アレで良かったのかな?と思う。
まとめきれてないのはイカンかな
気になる点は主人公の女の子は正直、アルバイトでいい加減な態度とったり社会不適合な所は
好きにはなれないかな、それをギャグしているのはわかるけど
チョット不謹慎かなと思った。悪ノリはなあ・・・
サターニャ
も面接の試験で悪ふざけに走ってたし2人とも社会不適合者なのは気になった。
声優さんについては主人公の女の子役の方はチョットぎこちなさはあったけど
堕落した今のキャラと昔のまじめな時の性格の演じ分けは出来ていたので
演技自体は良かったです。
他のキャラの方は声質も合っていたし
演技自体はキャラに合っていたと思うし、キャラが調子にのっているノリとかは上手くて
全体的に上手かったと思います。
まとめると作画は凄く綺麗で動き自体もアニメーションとしてはかなりのもので
サウンド面も優秀で質という点では素晴らしかった。
ストーリーという点では特に中身のあるわけでもないので
コメディー自体が楽しめるかどうかだと思う。
個人的には序盤からそこそこ面白かったけど、話数を重ねることによりさらに面白くなっていった感じで
中盤で慣れてきてキャラを使い捨てにせずにやっていたおかげで
楽しめる場面はありました。
ただ、終盤はストーリー構成がおかしいので思った以上に楽しめませんでした。
その点が残念ですね。全体的には楽しめました。
10話までは面白いコメディーアニメだと思います。