天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
続私的アニメ感想簿85
この作品は、妻の京唄子と共に漫才コンビを結成し、「エーッ、鳳啓助でございます」の挨拶でお馴染みの鳳啓助・・・じゃなくて(汗)兵庫県上郡町出身で幕末明治初期に活躍した大鳥圭介のアニメです。
2011年が大鳥圭介の没後100年という事で、地元のボランティア約100人が作画やせりふの吹き込みに加わっており、地元のケーブルTVで全20話が放送されたそうです。
ただ、主人公の大鳥圭介って何か地味なんですよね(汗)
幕末の人物と言えば坂本辰馬に桂小太郎(それは銀魂)もとい坂本竜馬、西郷隆盛、高杉晋作、幕府側でも勝海舟、近藤勇、土方歳三らの新撰組が思い出されますけど、大鳥圭介って何しましたっけ?(おいおい)
洋式装備の伝習隊を率いて戦った程度の知識しかなかったんですけど、これを観れば大鳥圭介と幕末の全てが分かります(ウソ)
なんて、ためになるアニメなんだろう(白々しい・・・)
で、観た感想ですが、1話ごとが短いのもあって、史実にそった流れなんですけど、盛り上がりにかけたまま終ってしまった感じでした。
もし、これを売ろうと思えば、後半をもっと長くして、戊辰戦争で共に戦った土方歳三との絡みを増やせば良かったんじゃないかと思いました。
ただ、それをやると、製作意図から外れるのでやらなかった(やれなかった)んでしょうね。
ケーブルとはいえ、TVアニメという珍しい作品を、地方で製作したというのは評価したいと思います。
ちなみに2年後の2014年に「けいすけじゃ」の特別上映会が、兵庫県上郡町で行われたそうですが、入場者が3人(って、おい)で、最後まで観たのが1人だったそうです(う~ん)