ノリノリメガネ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
落語ヒューマンドラマ:過去編
落語を題材にしたヒューマンドラマ。
{netabare}
本編のほとんどは八雲の過去、つまり菊比古が八雲を名乗るまでの話である。
時は昭和初期といったところ。先代八雲に弟子入りした菊比古と助六の友情の物語。バディものとも言える。
ストーリー展開も落語の演技も写実的に描かれ、作画も綺麗だし、硬派で全体的にクオリティが高い。
しかし、あまりに写実的すぎて、アニメでやる必要が無いくらいとも感じた。実写化しても十分耐えうる作品ではないか。
前半で菊比古と助六の友情が育まれ、後半で切ない別れが描かれる。
ついぞ二人で落語界を発展させようという約束は守られず、本位でないままに八雲を引き継ぐ菊比古がとっても切ない。
どうして助六は師匠とぶつかってしまったのか、みよ吉なんかとなぜ逃避行などしたのか、菊比古の気持ちを考えると悔しい気持ちでいっぱいになった。
最終話で現実に戻り、これからといった所で1期は終了。
2期も一気に見れそうだ。
{/netabare}