「響け!ユーフォニアム2(TVアニメ動画)」

総合得点
89.1
感想・評価
1601
棚に入れた
7177
ランキング
92
★★★★★ 4.3 (1601)
物語
4.2
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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ネタバレ

白猫 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一つと言われたら迷わず「響け!ユーフォニアム」をあげます。

言う事ありません。
映像、音楽、演出、ストーリー、京アニ渾身の作品。
特に映像はTVシリーズとは思えないクオリティ。
2017年現在で京アニ最高の傑作だと思ってます。

一番好きな作品は?お勧めの作品は?
そう聞かれたら迷わず「響け!ユーフォニアム」をあげます。

吹奏楽という題材のせいで興味が持てなかった作品ですが、
今までスルーしてしまった事を悔やみました。

これからの方は1期を見てからをお勧めします。
劇場版がダイジェストですが、TV版で見る事を強くお勧めします。
話の厚みが全然ちがいますよ。

京アニさん、ぜひ3期の制作もお願いします!


<以下この作品が好きだった人向けに>
原作にあってアニメに盛り込み切れなかったことの中から、
個人的に知ってると作品が少し面白くなるかなぁってことを。

くれぐれも
アニメを見たけど、原作は読む気がない人向けのネタバレです。
アニメをまだ見てない人、原作を読む予定の方は開かないでください。

1期同様このアニメが好きだった人の為にと思い書いてみましたが、
不適切な書き込みの場合おしらせください。
削除します。


{netabare}
■ 生徒の滝先生を見る目
{netabare}
関西出場が決まったころから生徒の信頼はとても厚くなります。
この先生についていけばきっと全国に連れていってくれる。
原作では2巻で部員はみな滝先生に期待し、信頼し、慕っていると描写があります。
ま、アニメでも分かりますけどね。
原作では文章でハッキリかかれていましたので。
{/netabare}

■ 希美があすかに拘った理由。原作では
{netabare}
本作ではイマイチあすかに拘る理由が薄いですが、原作では辞める時にあすかが引き止めています。そして、あすかに「きっと希美ちゃんは戻ってくる」と言われ「戻りません、万が一戻るような事があればあすか先輩に許可をもらいに来ます!」と啖呵を切ってしまいます。
だからあんなにあすかの許可に固執してたんですね。
まあ、ちょっと希美のキャラの都合入れなかったのかも。
(第2巻より)
{/netabare}

■ 希美の「一緒に辞めよう」なんて誘いに違和感感じた人に
{netabare}
辞めた部員達は軽音楽部に入部しジャズバンド(だったかな?)を組みます。
希美だけは外部の吹奏楽団(?)に参加し吹奏楽を続けています。
辞めるのを誘ったのでなく、一緒にバンドか外部楽団にいかないかと誘っていたんですね。
軽く会話に入れとけば良かったのに。
(第2巻より)
{/netabare}

■ 優子が希美に怒ったセリフは原作のが良かった
{netabare}
原作での優子が希美に怒った時の言葉は
「何かしたから怒ってるんじゃない! 何もしなかったから怒ってるの!」
って感じでした。
優子は希美から一緒に辞める事を誘われた時に「みぞれは誘わないの?」と希美に諭し、
その頃からずっとみぞれを気遣って来ています。
希美の事、ずっと怒ってたんですね。
セリフ何で変えちゃったんですかね。原作のが良かった。
アニメより原作のが優子の優しさが書かれています。
(第2巻より)
{/netabare}

■ 駅前コンサートで晴香の演奏にびっくりした久美子
{netabare}
本作でも駅前コンサートで晴香の演奏に久美子が目を見開いて晴香を見るシーンが一瞬あります。あそこは晴香の意外な演奏に久美子がビックリしたシーンで、演奏と短かな久美子の目のカットで演出されてますが、伝わりにくいかなと。
小説では
「晴香は楽器を持つと変わる人(演奏は性格と違うと言う意味)」
「普段の印象からは想像もつかないファンキーな音を鳴らしていた」
という表現があります。
楽しそう演奏してるって表現もあったかも(ちょっと記憶が曖昧です)
晴香はJAZZが好きで実は演奏はすごく楽しそうで上手い。あのバリソクは私物だそうです。
(第3巻より)
{/netabare}

■ 「あんたは好きな先輩に肩入れしすぎだけどね」は夏紀じゃない
{netabare}
空気読まずチャチャ入れる夏紀にちょっと違和感感じた人も居るとおもいますが、
原作ではあの会話ちょっと違います。
晴香「こんな先輩だけどついてきてください」
優子「あんまりなめないで下さい」
優子の意外な言葉に感動した晴香が涙ぐみながら
晴香「あんたは好きな先輩に肩入れしすぎやけどね」
と軽口で返して場の雰囲気を少し明るくする会話でしたでした。
(第3巻より)
{/netabare}

■ 「顔見ても良いですか?」と言われた時のあすかの顔なぞですよね(第3巻より)
{netabare}
久美子があすかを説得に行くあの名シーン。
あすかも涙ぐんでる? と見えますが、次の瞬間のシーンではケロっとしてます。
原作では
久美子「顔見ても良いですか?」
あすか「ダメ、今照れてるから」
という会話です。
泣いてるんじゃなくて、照れてるんですね。
アニメでは表面上はとっつきやすい感じで、こんな言葉普通に言いそうですが、
原作の明日香はもっとトゲトゲくてクールでキャラが違います。
なので、あすかが照れてるなんて素直に言葉にするなんてちょっと意外なんですよね。
{/netabare}

■ 夏紀副部長には一応理由があります
{netabare}
優子はまわりに気配りできるタイプだけど、突っ走る傾向がある。
そんな時優子を止められるのは夏紀だけだろう。
とリコは良い人事だとフォローしてます。
{/netabare}

■ シュウイチと久美子、原作では・・・
{netabare}
原作では実は久美子はシュウイチの事が気になってます。
自分でも気付いていなかった気持ちに少しづつ気付きはじめ、
その気持ちを周囲には隠しています。
期待した行動をしてくれないシュウイチにイライラしたりもします。
気持ちの変化は全巻に渡って描写されいきます。
麗奈も協力的。
文化祭のお化け屋敷のエピソード、
原作では麗奈がシュウイチにけしかけて2人で来る様にした話でした。

短篇集最大のネタバレですので、もう一段隠しておきます。
どうなったか知りたい人はどうぞ。
{netabare}
全国大会のあとの冬のある日、2人はお互いの思いを確認する話で短篇集は終ります。
余談ですが、本作では影のうすい後藤とリコですが、この話では良い役で登場します。
{/netabare}
{/netabare}
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投稿 : 2017/05/29
閲覧 : 308
サンキュー:

30

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