ダビデ さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2020年再視聴
子どものころ、テレビ東京の再放送で何度か観ておりましたが、2020年に再度視聴しました。
宮崎駿監督の実質的監督デビュー作とのこと。
1978年放送で、舞台設定は2028年(あと、8年後ですね。)で、2008年に戦争が勃発して、地球に地軸もゆがむほどの損害があった設定のサイエンスファンタジーの冒険活劇もの。
主人公の能力などファンタジー色が強いしご都合的な点も多々あるけど、作品の内容から、そんな点も味になっています。まあ、子ども向けファンタジーですし。
総集編の劇場版がありますが、本作をお勧めします。
続編の構想は、天空の城ラビュタ等に転用されているとのこと。
{netabare} 確かに、ラナのネックレスのくだりなどがありますね。 {/netabare}
改めて観て、自分自身の記憶が興味深く感じれました。
内容は忘れていたのですが、14話「島の一日」を観ていて、なぜか、トラウマのように観ていられないという感覚が湧きました。
{netabare}ジムシィが豚を獲って、焼いて、食べてしまうというシーンなのですが、子どもながらに、「獲っちゃダメ」ってかなりの感情移入をして観ていた過去があり、そのトラウマだけが感覚としてよみがえってくる感じでした。{/netabare}
作画は、今観てもかなりのクウォリティと感じました。
当時、どれだけの労力(お金)をかけたのか不思議になります。
子どもの頃は、コナンに近い年齢でしたが、気が付くと、おじい(1968年生まれ)の方が年齢が近くなっているというのも、なんか、不思議な感じでした。
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【前のレビュー】
小学生のころ,テレビ東京の再放送で観ました。
夕方がアニメの再放送の時間で,アニメを見るためにきちんと家に帰っていたあの頃が懐かしいです。ビデオは何とかあったけれども,子どもにはビデオテープ自体が高価でしたし,操作が面倒で,ビデオで録って観るという習慣はなく,考えもしなかったです。
物語を意識して観たのは初めてではなかったかと思います。
当時,一話完結のアニメや一話ずつ観て問題のないアニメを観るのが主流,というか子どもってそんなものでしたので,最終回がどのようになるか気になって,楽しみに観たのが初めてだったと思います。
もちろん,まだまだ,子どもで,細かい設定や科学などのメッセージ性は十分には理解していませんでしたが。
レビューに際し,ウィキペディアで確認して観たのですが,{netabare}最終戦争が2008年でコナンとラナが生まれたのが2016年{/netabare}なんですね。
時の流れを感じるというか,SFの設定の時間が過ぎるのは感慨深く感じます。
機会があったら,再度,視聴して,今の気持ちでレビューをしたいと思います。