スカルダ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
考えさせられる作品
攻殻機動隊のテレビ版。
1話だけ見て放置してたけど、ようやく全編視聴。
映画は世界の映像業界に多大なる影響を与えた作品だったけど、
伝説的な作品の続編って難しいね・・・映画の補完くらいの感覚かな。
2002年公開だけど、時代設定は的確。
2017年に見ても違和感のない設定に驚いた。
最近特にAI脅威論が叫ばれるようになって来たし、タチコマのようにAIが愛や死を認識する時代はすぐ目の前に迫ってきているんじゃないかな。
ストーリーは、
笑い男事件を中心とした話と、短編物を組み合わせた話。
笑い男事件は見応え充分。
現代のネット社会に一石を投じる話だと思った。
ただ、話の半分以上を占める短編が単調で飽きる。
しかも笑い男事件とは関連性が薄い。
9課は常に的確な行動と判断で事件を解決していくので、事件解決も綺麗過ぎるんだよね。
最近、若手落語家の創作落語を見る機会があって、
評価には違うベクトルがあるなと気付かされた。
落語なのに全然笑えないんだけど、
あとで思い返してみるとあれこれ考えさせられてしまう。
そんな作品でした。
追記:
キャッチャー・インザ・ライ(原書)を愛読してる知人がいるんだけど、
あれ面白いのかなぁ?気になる〜