どらむろ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
聖戦士ダンバインの主題歌パロディー
秋田大学のアニメーション部の学生たちが自主制作した、聖戦士ダンバインのパロディー手描き動画です。
名曲「ダンバイン飛ぶ」が、まさかの農業に!
元ネタである「聖戦士ダンバイン」を知らなければ意味不明かも。
…逆にダンバインファンならば、爆笑必至w
ぶっちゃけ、天地人さんのレビューで完成されていて、私が書いても蛇足にしかならぬ。
だがHNが「どらむろ」サムネが「バーン・バニングス」としては、二番煎じだろうがレビューせずにはすまない!
(殆どが余談と蛇足になってしまった)
{netabare}『物語』
「バイストンウェルの物語を覚えている者は幸せである。より笑えるだろうから…」
って、天地人さんのネタをパクっちゃいかんな!いやしかし、この題材だとどうしてもw
「(昔の)アニオタは皆、富野ロボットアニメを観てアニメにハマってきたが、エヴァ…ハルヒ…まどマギ…時代と共にダンバインファンは減ってしまった…」
「それゆえに、ハンネとサムネがダンバイン関係などらむろの語る、次のレビューを伝えよう…」
(未見の方はとりあえず、聖戦士ダンバインのOPとEDおよび本作パロディー農耕士コンバイン両方比較されたし)
ダンバインの歌を、農家の苦悩に置き換えた替え歌パロディーですな。
……他に語る事が無い!さてどうしよう…
時は1985年(昭和60年)なんですが、農業関係者ならではの視点、日本農業の苦悩など後の「のうりん!」に通じる要素が。
秋田県は、かつて日本第二の湖だった八郎潟(はちろうがた)を干拓して広大な農地を得た直後に高度成長とコメ余りの逆境経験するなど、秋田大学農学部の学生たちは、アニメオタクな一方で、日本農業に思うところがあったのだろうか…。
それはともかく、とにかく歌詞が巧い。
いちいち(そうきたか!)と感心&爆笑
80年代のオタクの知性を感じさせる。
本パロディーと関係ないけれど「装甲騎兵ボトムズ」の次回予告パロ(アイドルマスター)とか、80年代特有の言葉遊びのセンス大好きです。
『作画』
学生の自主制作で御世辞にも綺麗とはいえないけれど、この時代に素人がオール手描きでこのレベルは十分スゴイ。
本家のトレース…と思いきや、農家ネタを重視した動画センスも光る。
EDのオッサンが走る映像は、本家だとミ・フェラリオ(妖精)の美しいシーン、このギャップ知ってると笑えますw
ラストに駆け足になるシーンなど細かい点も上手い。
『声優』
ド素人の替え歌なんですが、面白いから良し♪
『音楽』
替え歌のセンスが素晴らしい♪
本家「オーラロードが、開かれた~♪」
パロ「オラーの農地が、拓かれた~♪」
いちいち(うまい!)と唸らされます。
歌唱力はド素人だけど、本家が超名曲、パロも巧過ぎる!
『キャラ』
農家のオッサンしかいない。
オーラ力(ちから)でコンバイン操縦、秋田の農地はオラが拓く!
『余談』農耕士コンバインとは関係ないですが
「ドラムロ」
甲殻類みたいな悪者メカ。ガンダムでいうザクにあたる敵の量産機。
バーン・バニングスの最初の搭乗機。
やられメカだけど、最後までしぶとく活躍した名機(だと思う)
ハンネは、レビュアーとしては御堂筋くんの言うところの「ザク」に過ぎないという自嘲を込めて。
「バーン・バニングス」CV:速水奨さん
青(水色)髪の敵エース。ガンダムでいうシャアにあたるが、カッコ悪い。
サムネはダンバインファン&速水ファンという事で。{/netabare}