shino さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
チェインバーかく語りき
Production I.G制作。
異文化に触れ、様々な事を経験し、
戦闘でしか存在意義を見出せない主人公が、
少しづつ人間性を獲得していく。
ファーストコンタクトSFの良品です。
当初はがっつりロボットものなんだろうと、
一歩引いていたのですが、全然違った。
皆さんが視聴を後押ししてくれました。
人類は広大な宇宙に繁栄世界を手に入れた。
惑星アヴァロン、人類の英知の結晶であり理想郷。
人類銀河同盟により約束された久遠の未来。
しかし宇宙には悪意に満ちた生命体が潜んでいる。
人類との未来を賭けた攻防と、
宇宙生命体の誕生の謎に迫る。
導入部だけでこれ(;^ω^)
しかし早々に理由があって、
{netabare}一気に人類発生とされる地球が舞台となる。{/netabare}
水に浮かぶガルガンティア船団。
ドラマパートの始まり、
嫌味なキャラが一人もいない。
ロボ=バトルにならなくて良かった。
この作品は冷静で合理的な主人公より、
量産型マシンキャリバー「チェインバー」が、
全てではないでしょうか。
高性能な会話型支援AIロボ(声杉田智和)
彼の存在がとても大きい。
主人公の成長は彼無くしてありえない。
チェインバーが言った、
{netabare}「生存せよ、探求せよ。この空と海の全てが、
あなたに可能性をもたらすだろう。」
この言葉が物語の核心だと思います。
チェインバーに寄り添うクジライカは、
明るい未来の共存を示唆しているのでしょう。{/netabare}
チェインバーよ永遠なれ。