聖剣 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私生児
★★★★☆(4.5)
アニメに限らず
映画、小説、マンガ等、果てはアーティストのアルバム作品でも良いのだが、
お気に入りのクリエーターとのファーストコンタクトが
必ずしも処女作でないことが多いと思う。
最初に接した作品を分水嶺にして
これから発表される新作と
後追いながら過去の作品を並行して網羅する行為は嫌いじゃない。
ただこの行為で、見る(読む・聞く)『順番』は
非常に大事な要素であるが、大抵結果的に分かることで、
それはもう運命と言うしか他ない。
そもそも
自分自身がハマるかどうか分からない時点においてはなおさらだ。
何が言いたいかっていうと、
この作品においては
クローンともいえる作品が存在している。
劇場版『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』
ここでは詳しく内容について語ることは控えるが、
万が一、『ぼくらのウォーゲーム』を先に見てしまったのなら
きっと酷評の嵐と化すんだろうなぁ。
その点、
公開終了後に見た自分にとっては
先に『サマーウォーズ』を手に取ったことがどんなに幸運だったろうか(詠嘆)
だが、ちょっと待てよ
{netabare}実際にリアタイで『ウォーゲーム』→『サマウォ』の順番で見て
その内容を酷評する輩が実在するのだろうか?
そもそもデジモンって比較的年齢層は低めだろ?
想定するに小学生(7~12歳)と幅をもたせて
その9年後に『サマウォ』を見て、その酷似していることを覚えているだろうか?
たぶん小学校低学年じゃ、映画の細かな内容は覚えていないだろうし、
小学校高学年はそもそもデジモンの映画を喜んで見る年頃だろうか?
と
冷静に考えてサマーウォーズパクリ問題(正確にはセルフカバー)で
ワーキャー言って非難してるのって、間違いなく大きいお友達ってこと!
うわぁ、気っ持ち悪りぃw{/netabare}
すくなくとも今日において
バルスに伍して扱われるようになった、
「よろしくお願いしまぁぁぁす!」
のTwitter祭りに
素直に興じることのできない狭量さは不幸と言わざるを得ないだろう。
個人的には
『君の名は。』と肩を並べて良い作品とも思っているのだが、
御存知の通り、その差は歴然。
この溝が生み出された原因は
もしかしたら山下達郎とRADWIMPSの差なんだろうか?