ルル さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
錆びろっ!
原作未読で視聴。
『親の転勤で一人暮らしをする事になった主人公で高1の「宇佐 和成」と、その下宿先である「河合荘」に住む個性豊かな住人達との共同生活を面白おかしく描く全12話の物語』。原作は「恋愛ラボ」の「宮原るり」。 制作は「ブレインズ・ベース」です。ジャンルはラブコメだと思います。なお、物語の舞台は原作者出身地の岐阜県です。
まずは河合荘の住人からご紹介。住人は全員で6名。
1人目、おせっかい好きでお人好し。作中では突っ込み担当で「律」に想いを寄せる「宇佐くん」。
2人目、宇佐くんの1年先輩で河合荘のオーナーの娘。本を読む事とぼっちが大好き。声担当は花澤香菜さんの「河合律」。
3人目、宇佐くんと同部屋でドM。縛られる事が大好きな作中ではボケ担当の「シロさん」。
4人目、男運に恵まれず人の幸せが大嫌い。おまけに酒癖の悪い巨乳の「麻弓さん(まゆみさん)」。
5人目、どんな男にでも猫なで声で甘えて惑わす小悪魔的な腹黒女。常にメイクは完璧な「彩花さん(さやかさん)」。
6人目、河合荘の管理人。住人の誰もが彼女の鶴の一声には従う「河合 住子」。
この作品を予備知識無いままでいきなり観てみたのですが、いやーーギャグが面白い。かなりの良作だと思いますよこの作品。12話じゃ短すぎてあと10話くらい観たかったですね。テンポが良いのなんのって...もちろん一気観コースでしたよ。原作も現在9巻まで発売されているみたいですが、もう何だか読みたいです。(仕方ない、買うかなぁ・・)もちろん2期に期待したいところです。
私は、第1話目で宇佐くんとシロさんが同部屋設定であると分かった時点で、「あっ、この作品面白くなるかも」と思いましたよ。「分かってるなぁ~この原作者は」と思ったんです。考えてみて下さい。突っ込みの宇佐くんとボケのシロさんが同じ部屋ですから.....その後のおもしろ展開は安易に予想できますよね。
この作品ほど場面場面でのボケをきっちりと突っ込みで回収し、きちんとオチを付けて次の場面に移行させている作品はなかなかありません。しかもネタの回転率は相当早です。そりゃあれだけ早く「ボケ突っ込み、ボケ突込み」を繰り返せば、どんだけ観ても飽きませんよ。さらに、「麻弓さん」や「彩花さん」のようなボケも突っ込みも出来るマルチプレイヤーまでいます。面白いはずですよこれじゃ。無双状態です。
私が個人的に好きなキャラは「麻弓さん」です。無茶苦茶すぎて面白すぎますよ彼女は。ただし、彼女の発言の6割は下ネタです。しかもかなりの下衆さです。ですから、この作品をご家族でご覧になるのはやめた方がいいと思います。じゃないと、気まずくなって途中で「ちょっとトイレ行ってくる」と席を外す結果になりますよ。私は過去に何度か経験あります。気まずいですよ~その空気は。