emanamir さんの感想・評価
1.6
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
汚物を鑑賞させられた気分
なんだったんだ…としか言いようがない作品でした。
原作未読ゆえに比較はできないけれど、とりあえず映画を鑑賞した感想まで。
パニックホラーということもあって、キャラ全員が自分の欲望や考えに従順になるのは、まあまだ理解できる範囲だったけれども…
設定にかなり無理があるように思えました。普通に魚が金のせいで突然変異した、というので十分よかったと思います。
ホラーといっても全く怖くなく、ただただ気持ち悪かったです。絶対に食べながら見ないほうがいい。 体が緑色の膨れ上がり、口や肛門から死臭のようなガスを大量発生させる、かつその入り口に管を入れる…などという、生理的嫌悪感をもたらす描写が多すぎたかと。
あと、主人公のカオリは死臭で父親の死を思い出してしまうので耐えられないはずの設定なのに、元気にやってるところも「?」でした。そもそも父親の死の描写がほぼないので全く共感できない。忠との思い出のシーンも少なすぎて、彼女が彼に執着する描写も共感できませんでしたね。
カオリについてもう一つ…なぜ彼女だけがウイルスの耐性を持ち合わせていたのが謎。最初のあの袋に入れた歩行魚が関係しているの??
エリカもアキも謎でした。エリカのエロシーンもほぼ必要なかったと思うし、アキもカオリと一緒に帰ればそれでよかったのでは?なぜエリカが男性二人と部屋に行って遊ぶと言った時点で帰らなかったのかが謎でした。アキの意志が弱いとかだけじゃ説明がつかなかった…
良かったキャラ二人(忠とカメラマン)は結局救いようがなかったので、主人公はこの一連の騒動で一体何を学んだのか謎でした。我儘なヒロインは大の男二人に守ってもらってるのに、結局自分だけ謎に助かって感動も何もなかったです。
ホラーなのでハッピーエンドは期待してませんでしたけど、ブン投げエンドすぎて何が何だか…
自分の中では過去ワースト映画に入るかもしれないほどの出来でした。これを映画化するなら、もっと他にするべきものがあっただろうと思いますね。