聖剣 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【回想録】
社会現象と評されるほど隆盛を極めた作品。
で、そのブームに乗った形(^_^;)
実のところ、
この手のジャンルに初めて手をつけた作品。
『質アニメ』を主食としていた自分にとっては、
禁忌とも言える領域。
当時の自分は余程の緊急事態(?)だったのだろう。
この高かったハードルが
跨げるまでに下がった要因の一つは
前評判の高かった京都アニメーションの存在。
硬派なイメージのProductionIGやボンズ辺りなら何ら抵抗はないが、
にわかにこの位置に割って入らんとする未知の存在に
『ほほぅ、どんな出来か見てやろうじゃないかっ!』と、
ちょっとイキって視聴するに至る。
『けいおん!』という作品の選択が
色んな意味で幸いした。
例えば
京アニ作品という点で『ハルヒ』や『らき☆すた』だったら、
評価はまるで違ったものになっただろうし、
日常系やその後のきらら枠の作品としても
その入口としての作品としては
比較的濃度の薄い作風には助けられたと思っている。
そう、
詰まるところハマったのだ(笑)
ハマった要因として大きな点としては
作画等のアニメの出来ではなく、実はギターサウンド。
ロック好きが幸いして序盤は抵抗なく見始めることができ、
次第に、あのノイジーな響きに導かれ
最終的には
キャラソンすら抵抗なく聞くことができるまでになったのだから。
それまで、声優への興味が皆無であり
むしろアニ声と称される類には嫌悪していたぐらいの自分にとっては
大貧民の革命くらい価値観の変わる大事件となる。
一応誤解の無いよう丁寧に説明をしておくと
あくまで、声優という
アニメ作品とパラレルに且つ、別次元で語られるジャンルに対し
抵抗がなくなったというだけであって
決して、某掲示板や動画サイトに
『あずにゃんペロペロ』と書込みをするほど
その分野に明るくなったわけではない。
まぁ、ともかく
日常系やきらら枠という作品群への抵抗感を取り除き、
声優への関心を広げたきっかけとして
自分にとってのマイルストーン作品です。