ばぶえたん さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
苦手要素が多かったのに気付いたらドはまりしたアニメ
観始めるまでに一番時間がかかったアニメでした。
まずSFがあまり得意ではないので、ビジュアル全般に入り込みにくさを感じていました。
黒ベースにグリーンライトなど。
銃を使う系(刑事系、ハードボイルド系)も苦手。
それからキャラデザも、男性キャラは大丈夫ですが常守朱がどうしても苦手でした。
何一つ入り込める要素がありませんでしたが、それでもいつも見かけるので、ついに気合いを入れて1話を視聴。
自分の中で葛藤しつつも続きがなんとなく気になったので2話目も視聴。
…このあとは驚くほどサクサク進み、ラスト10話くらいは逆に話が気になって止められない状態になりました。
結局面白すぎて2回繰り返して観ました。
SF系とはいっても人間ドラマがものすごくしっかりしているので、SF要素が苦手な人でも全然観られるかと思います。
後から知ったのですが、監督が「踊る大捜査線」シリーズの方だとだそうで、なおさら納得です。
ドラマ性のおもしろさがそのままです。
実力派声優陣の演技も本当に素晴らしかったです。
音楽も近未来的な要素を取り込んだりで魅力的でした。
第九はもはや狂信者のテーマになりつつありますね(笑)
作中にちょっぴり残虐なシーンも出てきますので一応記載はしておきますが、そこまで過激な描写ではないので大丈夫かとは思いますが、苦手な方はご注意下さい。
何回観ても演出の細かさや美術の美しさ、声優の演技などが魅力的なので、また繰り返し観ようと思います。
{netabare} どうしても、虚淵玄関連作品なので「神になってしまう」展開かと思いました。
悶々とした独特の感覚で終わるのも、虚淵玄ならではかと思います。{/netabare}