「灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)」

総合得点
87.5
感想・評価
1967
棚に入れた
9459
ランキング
153
★★★★☆ 3.9 (1967)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ファンタジーの中のリアリティ

この作品って
今流行の異世界転生モノになるのかな?

まぁそんなこと気にするよりも、
見終わって良かったって思う人の誰もがこう思っているはず

異世界の中においてのリアリティを

想像して欲しい、
仮にこの世界が急に中世欧州の雰囲気で
剣と魔法の世界になったら。

コンビニは無いし、電気すら無い
得られる情報は人伝えの信ぴょう性の薄いもの。
生きていくために何をしなくちゃならないのか?

よし!これを『ファンタジーサバイブ』と名付けよう!!(笑)

{netabare}
主人公たちが幸いだったのは
義勇兵という名の職業に付き
成果報酬が発生するという点。

でも簡単にモンスターを倒せないため
生活が一向に好転しない。(まさにワープア)

試行錯誤して、ようやくたった一匹のゴブリンを倒すまでの流れは
この作品の世界観を象徴していると思う。

順調かと思った矢先、
まとめ役のマナトが絶命

人の死がより身近にあることを認識させる
この世界におけるリアリティなんだと言わんばかりに

パーティーメンバーはそれをトラウマにせず、
貴重な経験として受け止め、成長していくのだが、
超絶魔法や派手な剣技ではないところに
またこの世界観に深みをもたらしている。

ファンタジーといっても派手さの欠片もないとこが
完全にカウンターパンチくらっちゃいました。
{/netabare}

最期に
この話の展開に一役買っている背景や色彩を

情報にあふれる現状社会との対比をするかのように
優しい水彩画風の色調が、
グリムガルの希望と不安(若干希望多め)の入り交じる
そんな世界観がどこか癒やされるような気がします。

原作ではどうのとか、再現性にばかり注視して観るのは損ですね

投稿 : 2017/09/20
閲覧 : 254
サンキュー:

16

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