Appleモンキー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルなし
お互いに本命がいるなか、「なんちゃってカップル」をやってる花火と麦のお話し。
タイトルに「クズ」がつくものの、イマイチ、振りきれない感があったかなと。
・花火は純愛路線で、クズではなかったですね。麦も「若気の至り」くらいでクズではないし、皆川先生はクズというよりは、本人が言うようにただのビッチ先生でした。。
・タイトルから期待したのは、皆川先生にあの手この手で復讐する花火だったり、それに加担したり裏切ったりする麦たちだったり、鬼畜過ぎる鐘井先生だったり、、だったのですが、「花火の一本負け」で、皆川先生の一人勝ちでした。。
・序盤(一話~四話)の話の発散は面白く、毎回色んなキャラの掘り下げがあったのですが、中盤以降は他の恋愛系とはそれほど変わらない話の終息の仕方になってしまったのは残念ですね。恋愛系のゴールは決まっているので話の収束の仕方はどうしても似かよってしまうのですが、見てる側は「作業感」が出てしまったかも。
一方で皆川先生はキャラがたっていて、鐘井先生との恋愛の心理描写は面白かったですし、影主人公的な存在で存在感がありましたね。
また、花火と麦の関係性が進展した六話~八話くらいは、花火の揺れ動く気持ちが繊細に描かれていて、鐘井先生ではなく、麦を選んで行く流れはとても良かったですね。
局所的な展開は良かっただけに、全体のストーリーラインがちょっと物足りなかったのが残念ですね。