ダレイオス さんの感想・評価

2.0
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態：観終わった

酷すぎてアニメを作っている人は面白いと思って作ってたのかな？と思ってしまった。

江戸川乱歩の「少年探偵団」を原作にしたものらしい。
個人的には「少年探偵団」は読んだことがないので全然知らないので
原作と比べることは出来ないので
何の前情報もなく、何も知らない人がただ見てみた感想になります。

まず思うことはいきなり始まりますね。
何の説明もなく始まるのでいきなり付いて行くのは大変ですね。
この点は最近のアニメの作りだなと思います。
そして出てくる人物も多いな１話から大量に出てくるので
どういうストーリーなのか何だかわからない上キャラもたくさんいて
誰が主役で誰が脇役なのかもサッパリなので、頭の中で整理がしきれなくてまったく面白くありませんでした。
そして、異能力があったりロボットが存在する世界観なのはわかるけど
説明が不足しているので、ただの中二アニメかなと思ってしまう。
ストーリー展開は１話から適当だし、ストーリーに流れがあるとは思えないので
１話は１秒も面白くなかったですね。
しかも録画ビデオの一覧を見ると２クールあるとわかるので
１話から最終回まで一気に見るスタイルを通している自分から言わせてもらえば
２クールあるのかと思うとゾッとした。
あと２０話以上も続くのか・・・と思ってしまう。

２話になると探偵ものとわかるのだけど、推理にしても事件のストーリー展開にしても
謎が上手く解けていってスムーズにわかってくるものでもないし
ふわふわした感じなので、どうも面白くはないですね。
探偵ものなのに推理させる余裕はないし、状況証拠とかも聞いていて
それが証拠になるのかな？と考えてしまうことが多かったな
事件解決までの流れもあまりにも雑なので、探偵推理ものとしては２話の段階では良くなかったですね。
例えば、ある人物が死んでしまうのですが
その人が死んだことを状況的には知らないはずなのに
メインキャラの１人が何故が死んだことを知っていたり、無理があるとわかるので
何かストーリ－展開がテキトーだな・・・と思ってしまう。
おそらくはアニメを作っている人が勘違いしたんだろうなと思う。
さらに犯人の動機もまったくわからないし、何故犯人が主人公側と接触しようとしたのかもわからないし
かなり作りが雑なので面白くない探偵推理ものかなと思う。

３話と４話と進んでも探偵ものとしてはテキトーすぎるので見ていて面白くはなかったです。
探偵ものなのに相変わらず事件そのものを推理させようとする作りではないし
事件自体もよくわからないので、勢いだけで進んでいて
ストーリーの作りは話にならないくらい酷いな
キャラも殆ど全員いいカッコしってだけで魅力的には見えませんでした。
そして、ストーリーが進んでもキャラ付けが誰が主人公で誰が脇役かわからないままだし
よくわからないまま進みましたね。

メインキャラの１人が不死身の体で死ねない体になったために
その体が嫌なために自殺したいという願望を持ってしまい。
その方法をさがすために少年探偵団にいるのだけど
その設定がいかされたストーリー展開でないので驚くほど面白くないし
見ていて辛かったな
ただ、不死身てだけでは面白くないです。
死にたい理由の気持も伝わってこないし自暴自棄になっているにしか
見えないのでキャラクター描写も酷いと思う。

そして作画、１話にして作画の質がギリギリで回が進めば進むほど崩れるので
作画はかなり苦しかったですね。
中盤以降は止め絵も増えるしアニメーションとしての面白さはなかったです。

怪人二十面相の目的が個人的にはよくわからなかったし精神攻撃を長々しく
仕掛けてくるので聞いていて辛かった。
怪人二十面相絡みで事件が起こっているのはわかるのだけど
上手く事件の状況を説明しきれていないので見ていて状況がわからなくて
どういう話なの？としか思えなくて、とにかく見ていて辛いです。

主人公側で喧嘩が起きていたけど、喧嘩自体も何で揉めているのか
気持は理解しづらかったし、その後上手く和解する描写が出来ていたとは思えないので
ストーリーの作りが上手くいってなかったな
そのあたりは上手くまとめてくれないと酷いストーリーだなと思ってしまいます。

ストーリーも進めば進むほど行き当たりばったりだなと思うし
場面場面も飛んでいるシーンも多くて、シーンが繋がってないので
状況を整理するだけで精一杯なことが多くて、とても見れたストーリーではなかったですね。
ストーリーも基本的に雑で
不死身の体で死ねない体がその力を失う展開があるんだけど
その展開は上手く処理出来たことは思えないし雑に処理されているので酷いなと思いました。
警察が怪人二十面相に操られていたとか信じたりとかは個人的には「えっ？」と思う
理解しがたい展開とか探偵ものとしてはどうなの？かと思う。

最後まで見ましたけど酷かったな、揉めていたのにあっさりわかりあえたりとか
おかしいよな・・・のシーンも多くてご都合主義もいい所ですね。
女刑事の扱いも、あのまんま終わりでは後味が悪いのではないかと思うし
放置は酷いんじゃないかと思うし
主人公側も、終盤はかなり犯罪ぽいことしていたのにお咎めなしも
ご都合主義だな・・・と思った。
警察と銃撃戦をしといて問題なしは酷いのではないと思う。
自分達が正しいと考えれば、どんなことをしても許されることはないと思うので
うーん、基本的に登場人物はカッコのいいこと言ってたけど
やっていることは酷いんじゃないの？てことが多くて、内容はイカンかったと思う。

声優さんについては正直悪くはなかったとは思う。
怪人二十面相役の方は声質は合っていたしネチッと感じの演技は良かったです。
ただ、その他のキャラの方は思ったよりは印象に残らなかったし
普通な感じがしました。全体的には悪くはないのだけど良いとまでは思いませんでした。

まとめると作画が酷くて、酷すぎるストーリー、酷すぎるキャラクター描写
あらゆる問題の処理も雑かつ曖昧にすませて酷すぎるアニメでした。
なので作っている人は面白いと思って作ってたのかな？と思ってしまった。
そう思ってしまうくらい酷い出来のアニメ