あくあ さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ライディングデュエル アクセラレーション!
初代遊戯王から数えて3作目のシリーズです。
この作品はバイクに乗りながらデュエルするというシリーズ中でもかなりの異色作です。
視聴者も1話の時点では困惑していましたが、放送が1年もたつ頃にはすっかり慣れきってしまい、今では「何故デュエルでバイクに乗らないんだ・・・」とまで言う人まで出る始末。
遊戯王の主人公は元気印が定番だけど、本作の主人公・遊星は表はひたすらクール。
しかし感情がないわけではなく、熱い魂と決闘者の誇りを持っています。
それでも、1話のAパートで知り合いと一言、二言しか会話しなかったシーンは今でもネタとして語り継がれています。
「あいつ、弱かったろ・・・」
また、3年間の放送の中で主人公は2回も無実の罪で捕まり、囚人生活を強いられます。
こんなカードゲームアニメは見た事がないよ!
また本作では舞台の街が支配層と貧困層に分かれているのが特徴で、貧困層の住人は苦しい労働と貧困でろくにカードゲームも楽しめない生活。
主人公・遊星のデッキも道端やゴミ捨て場でカードをこつこつ拾い集めたもの。
その中に作中で重要なキーカード、スターダスト・ドラゴンが紛れ込んでいるのだから、世の中恐ろしいものです。
第1部(64話あたり)のラストで街を支配していた管理局長官を倒し街は平和を取り戻し、差別が撤廃され、貧困層は一般市民に格上げされ、自由を得ることが出来ました。
ここからさらにカオスな展開になる第2部になるのですが、とりあえずはここまでにしておきます。