Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
この作品…原作はゲームだったんですね。
この作品の原作ゲームは未プレイです。
実はレビューを書くためwikiをチラ見するまで全然知りませんでした。
でも、どんなゲームなんでしょう…アニメの内容がそのままゲーム化されるならかなり過激な内容になってしまいそうですが…
タイトル「AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-」に、この作品の片鱗を匂わす鍵が隠されています。
ずっと気付きませんでしたが、改めて眺めてみると本当に巧妙に付けられたタイトルだと思います。
この物語の主人公は、典型的なオタクの伝木凱タモツ…アニメを見ている時にはタモツの苗字に何の違和感も感じませんでしたが、改めて文字にすると違和感の塊ですね。
何故「伝木凱」という感じを組み合わせたのか…もしや日本人の中に同じ苗字の人がいるのではないだろうか…と思って調べてみましたが、幸か不幸か1件もヒットしませんでした。
タモツは一度何かにハマると徹底的に極める多趣味な性格の持ち主なのですが、この性格を頭の中で繰り返して胸に手を当てると、どうも自分にも当てはまっているとしか思えません。
違いといったら私は多趣味では無い事…くらいだと思います。
私の趣味といえば、やはりアニメ鑑賞…と言いたいところですが、最近アニメグッズ収集にも楽しさを感じています。
最初はアニメを視聴しているだけで十分でした。
でも、街中で好きな作品のキャラのグッズを見かけるとどうしても食指が動いてしまい、最初は絶対買わないと心に決めたフィギィアも、今ではコレクションケースに入りきらない状態になっていて、コレクションケース2台目の購入検討を始めそうな勢いです。
ずっとそこに佇んでいるだけ…ただそれだけなのにこんなにも心が惹かれるのは何故なんでしょうね。
すみません…レビューから思い切り脱線してしまいました。
タモツは秋葉原をこよなく愛しておりその日も出動していたのですが、そこで偶然出くわしたのは美少女が困っている場面…
このジャンルのこの展開…王道展開通りタモツは美少女を助けようとするのですが、敵の返り討ちに合い瀕死の重傷を負ってしまうんです。
タモツの命を救う方法は唯一つ…そしてそれを施せるのはタモツが助けようとした美少女の万世架まとめだけ…
こうしてタモツは蘇り物語が動いていきます。
タモツ達の使命は秋葉原の治安を守る事…なのですが、タモツは蘇りの際に色々ついた足枷の影響からか物語の過半は自分の趣味に費やしていたと思います。
でもタモツは手先が器用で飲み込みが早いので、1か所に留まる時間は短いのですがタモツが行く先々で感化されていくのが思いのほか面白いんです。
それに、タモツと行動を共にするのがヒロインのまとめ、妹のにわか、オタクな有紗の3人なのですが、途中から路線が変わって秋葉原のパトロール以外にアイドル活動を始めちゃったり…
そう考えると物語の展開はグダグダでした。
まぁ、まとめ、にわか、有紗の3人の声優さんはイヤホンズなのでこの展開も納得…というか、この作品ならではの展開だったのではないでしょうか。
物語はグダグダながらもタモツ達の敵である「バグリモノ」は徐々に強くなってきますし、ちゃんと黒幕も登場してくれます。
タモツ達は連携プレイで何度もピンチを乗り越えてきますが、それだけじゃ何ともならない敵が登場するのもお約束…
こんなグダグダ+王道+お約束の展開の先で視聴者を待っているモノとは…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、イヤホンズさんの「一件落着ゴ用心」
エンディングテーマには、そうそうたるメンバーが名を連ねています。
イヤホンズ、ゆいかおり、みみめめMIMI、A応P、every♥ing!、中川翔子、ミルキィホームズ、桃井はるこ、petit miladyにi☆Risと、ほぼ1話ずつ歌い手と楽曲が入れ替わるんです。
個人的にお気に入りだったのは、みみめめMIMIさんの「リライミライ」でした。
1クール13話の物語でした。
アニメの物語はオリジナルストーリーが採用されたようですが、グダグダ感が結構嫌いじゃなかったのと、エンディングテーマを歌った人が声優さんとして物語の中で活躍するのも楽しみの一つでした。
物語も1クールの中で綺麗に纏まっていましたし…しっかり堪能させて貰った作品となりました。