TAMA さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
RPGゲームの基盤になった作品!
山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』を原作とした作品ですね。原作通りにやってしまうと『~~たもれ』とかかなり昔の表現になってしまうのでアニメでは結構噛み砕いた表現になってますね。
気になる方は小説の方をどうぞ。
雑誌で見た知識なのですが題名に書いた通りこの作品はRPGゲームの基礎、基盤になる作品なんですよ。
その意味はこのアニメをご覧になってくれれば納得してもらえると思います。
マンガの方も5巻までなので一気見するのには向いてますね。
駿府城で徳川家康や服部半蔵などお上の前で甲賀者と伊賀者がタイマン忍法合戦をやる所からお話が始まります。ほぼ殺し合いみたいになりますが…
ま、徳川家康がただ単に忍法合戦を見たいが為に開いた訳ではなく実は…
この後、この話のキーになる『不戦の約定』が解かれます。伊賀は甲賀に、甲賀は伊賀に憎悪を持っているのでその約定が解かれたとなると…
その中で甲賀の弦之介と伊賀の朧は違い、甲賀と伊賀が手を携えて歩んでいける未来を見ていた。
が、約定が解かれこの二人は引き離される。そしてこのジレンマの中で甲賀と伊賀の思いはもう取り返しのつかない方向へ。
約定が解かれたのを初めに知るのは伊賀なんですよね。ここが物語を面白くしますね。戦士や武闘家なら1対1がほぼ基本ですが忍者はそうではありません。如何に生きるか、如何に情報を主君に持っていくか等です。だから敵対関係の奴が居たなら1対5とかでも良いのです。それが忍者なのです。
闇に生きるのが忍者、それを忠実に再現しててとても良い評価です!
豆知識として忍者は手裏剣をバンバン投げてるイメージがありますが、本当は手裏剣は護身用で大体2、3枚しか持っていません。基本戦わないし、やっても暗殺。で、体術が達人なんですよ。
この作品はとても良い作品なのでネタバレは書きたくないんですよね。観てほしいと思います。
OPの陰陽座さん、EDの水樹奈々さん、どちらも名曲です。