スカルダ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
厳しい世界
AKBのメンバーの顔と名前が一人も一致しないくらいのアイドル音痴ですw
ラブライバーを自称する人にも正直嫌悪感を持ってましたw
食わず嫌いはイカンと思って見てみたら、意外とハマってしまいましたw
人気のないアイドルに対する目線って本当に厳しいですよね・・・
音楽系の仕事してるので、地方アイドルとか、地下アイドルとか、年増アイドルとか、売れないアイドルと仕事をする事もあるんですが、もうね・・・全てが痛々しい。
有名プロデューサーが付いて、可愛い子ばかりのグループなのに売れてない。なんてのもザラ。タダ同然の価格で呼べるのでこちらとしては助かってますがw
ほんのひと握りの才能の結集だけが生き残れる世界がアイドルなんでしょうね。
やる気だけでどうにかなる世界ではないと思ってました。
本作は、圧倒的に厳しい周りの目を、努力と友情で変えていく成長物語。
キラキラしたアイドルの話かと思っていたら大間違い。
ベタベタの王道路線だけど、シンデレラ・ストーリーのような気持ち良い物語ではなく、厳しい世界をそのまま描いているという点に好感が持てました。
特に3話と最終話、号泣しました。
{netabare}最終話の留学キャンセルのどんでん返し好きだなぁ。本当の気持ちには気付いているけれど、最後の背中を押してくれる友達っていいですね。{/netabare}
考えさせられたニコ先輩のひとことを引用。
「いい?アイドルっていうのは笑顔を見せる仕事じゃない!笑顔にさせる仕事なの!」
聞いた時には、おぉ、ニコ先輩スゲぇと思ったけど、よく考えたらアイドル見てるだけじゃ全然笑顔にはなれないよね。アイドルの努力してる姿に、勇気とか感動とか貰えるんじゃないかな。
人を笑顔にする仕事ってそんなに単純じゃないですね。