「Re:ゼロから始める異世界生活(TVアニメ動画)」

総合得点
91.2
感想・評価
4088
棚に入れた
16837
ランキング
39
★★★★☆ 4.0 (4088)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゼロからイチにススメ!ナツキ・スバルの異世界生活!

今回はプロフのモットーを外します。
かなり長文になると思いますので長文が苦手な方はお避け下さっても結構です。凄く個人的なレビューになります。ネタバレありですがただ出来る限りの見やすいレビューに致します。

原作・少し
Web原作・少し
アニメ・全話視聴


私はこの作品が大好きです。そしてレムが好きです。いや、レム×スバルが好きです。
では始めます。

{netabare}
まずはOPの『Redo』の描写です。個人的に感じた事が普通再生だと『希望』に突き進む為の『死に戻り』。これを逆再生すると『絶望』の『死』に見えました。
普通再生は観て頂ければ。逆再生の私が感じた解説をします。
簡単に言うとスバルが『諦めた』場合の『死』。
走るスバルが次のスバルに託すシーン。これを逆にしたら『いくら足掻いても次に託せない』。
そしてスバルの肩をスバルがポンと叩いて行くシーン。これを逆にすると『スバルがスバルを突き放した(諦めた)』。
そして最初に戻る所。スバルに『絶望』が押し寄せ『死』…。
と、逆再生で想像しました。どうしてこう考えたか…。この話を観ていてスバルはどこの場所でも『絶望死』すると思うのです。『狂気の外側』のスバルがいい例です。人間の精神はそこまで強くない。だからもしスバルが諦めてしまったら…と考えて逆再生の意味を考察しました。
ま、『呪い』だから『死に戻り』するでしょうがそのスバルはもう『死』んでいます。
『Redo』に関しては色々と考察があるみたいです。1番気になるのはエミリア?の周りに複数居るスバルの意味ですね。もしかしたら長月さんが答えてくれるかもしれませんね。


次に死に戻りについて。
簡単に言います。『スー◯ーマリオ』を思い浮かべて下さい。敵に当たって死ぬ、穴に落ちて死ぬ、障害物に当たって死ぬ…そして残機があればステージのどこからかでリスタート。そして今度は失敗しないように行動をしクリアを目指す。そして次へ。
と、考えれば理解は早いです。ただスバルの『残機』は不明ですが。
『死に戻り』をチート、そんな事があれば誰だって成功する!と言うかもしれません。本当にそうでしょうか?『Steins;◯ate』と違いループするには『死』が必要。死ねますか?私は全身麻酔をして大きい手術をしたことがあります。麻酔切れた時の痛み、2度とゴメンです。


次は伏線について。
私は『Steins;◯ate』と比べさせて頂きます。リゼロは確かに面白いんですが欠点が伏線の分かりにくさがあります。『Steins;◯ate』は回収しやすいですが、リゼロはちゃんと観なければ取りこぼしやすい。
例えばレムがスバルを襲撃するシーン。描写はレムとスバルですが実はあそこには『ラム』も居るんです。描写はされてませんが。スバルの足を切り裂いたのもトドメを刺したのも『ラム』なのです。『レム』ではありません。描写を良く観て下さい。ヒントは風魔法です。そうするとレムの『ねえ様は優しすぎます』の意味も分かります。
レムは拷問し情報を吐かせようとした…が、ラムはそうしなかった。ラムの心理はラムのみぞ知る、です。
一期だけ(アニメ)の部分の伏線は20個以上らしいですね。細かいのも入れてなのかな?私は花瓶(花)は分かりませんでした(-_-;)


次に戦闘など。
魔法などは仕方ないですがファンタジーにしては変な『ルビ』の技が少ないこと。ユリウスやラインハルトでさえ少ない。ミミ・ティビー等は砲口です。これはかなり観やすかったです。臭い演出はありますがそれでも。ペテルギウスでさえ茶番劇を待ってくれますからね。


次は『ゼロから』について。
良い回でした。あそこである意味ヒロイン交代、もしくはヒロインを食ったのでしょう。
確かに良いと思います。良い回だと。
ただ私はあの表現だとレムがただの『都合のいい人』になってしまうと思うのです。原作の方を確認してどうしても足りない表現を見付けました。
『彼女は…レムだけはスバルの堕落をどこまでも許容してくれるのだと思い込んでいた。どんな弱くても情けない醜態をさらしても、許してくれると勘違いしていた。』
ここは必要だと思います。

…だから脚本的に心の声でも良いから足すと

ーーレムだけはスバルの甘えを絶対許さない。

他の者はスバルに何も期待していない、

ーーレムだけはスバルの弱さを許さない。

立ち上がれと、諦めるなと、全てを救えと、彼女だけは言い続ける。誰も、スバル自身すらも見捨てた。だがレムだけは絶対に見捨てないし認めない。

と、この描写があればレムの考えや言葉の意味が増します。重みも違います。個人的には欲しかった表現です。


色々考察を書いてしまうとまだ長くなるのでこの辺で。


さて、ここからは2期について。
現状今年中(2017年)は厳しいと思ってます。発表もされてませんし。
SHIROBAK◯を観た事がある方はお分かりかもしれませんが、大体1クール約12~13話とします。それを制作するとなると約1年くらい掛かります。
で、リゼロは演出など観るとかなり凝ってる作りをしてるのでもうちょっと掛かるでしょう。(キャラが判子ではないのもあります)
次に作者、長月さんの多忙。
現在(2017:5/9)、書籍は12巻。話のストックはあるでしょう。Web版を含めたら尚更あるでしょう。
が、第四章かなりくそ長い!これをどうまとめるかはネックでしょうね。変に表現を削ってほしくないのでやるならしっかり作ってほしいですね。

との見解から早くても2018年後半くらい?と思ってます。ただ声優さんのスケジュールとかもあるでしょうからもう少し掛かるかも?と思ってます。


声優さんの間でも人気の『ベアトリス』こと『ベア子』。私も久しぶりに『かしら』や『なのよ』を聞きました。スバルが扉破りをやってベア子の反応はたまりませんでした。特にパックと戯れてる時のベア子の『ハアァ""ッッ!?』や『ヒャン!!』など大ウケしました(笑)
それに意外とベア子って優しいですよね。


さて最後に他では散々なスバルを援護したいと思います。確かにスバルはウザいと思います。ただ私達は一方的に見てるからではないでしょうか?私達は胸を張って『ウザくない』と言えるでしょうか?
スバルはカッコいいと思います。『ゼロから』なんて特に。
プロポーズした相手に自分の醜態中の醜態を羞恥覚悟で言葉を紡ぎながらぶつけた。投げやり感はありましたが。

スバルはラム・レムの何も知らないまま自分勝手に騒ぎ立てて行動していた。『守る為に』(ナツキ・スバルのリスタートより)。でも私達も人を勝手に決め付けて評価し接している。

スバルはレム・ラムに殺された記憶がある。
なのにスバルは二人を許してる。ラムとは普通に接し、レムにはプロポーズをしている。これって凄いと思いませんか?

まだありますが、この辺で。
つまりウザく感じるのは何か自分の中に引っ掛かる事があるからではないでしょうか?実は心理学にあるんですよね。
良いことばかり言ってますが当然悪いとこもあります。そこは感じた通りだと思いますし他の方が語っているので私からは書きません。

エミリアとスバルの所がウザく感じてる方は出来たらよく観て頂きたいです。描写では結構接点があるようになってますが、『死に戻りが上手く行った』所が接点なのです。そう考えると少ないのです。(屋敷の出来事は4日間です)
それで『分かってくれ!』とか言ってますからウザさ倍増でしょう。アニメ放映で接点が多いのはラム・レムなんですよね。レムはかなり多いです。

んで、1番はやはり『小林裕介』さんの熱演でしょう。あそこまでスバルを嫌われる様に演じたのはかなり評価出来ると思います。


さて、最後になりますがやはり1番気になるのはスバルの『死に戻り』の謎ですね。それにはなぜ制限があるのか?(話そうとしたら…)
そしてセーブポイントの謎。なぜスバルが生きれる選択の所まで戻るのか?
この作品は分かりにくい伏線がありますが、これからの『謎』と『謎解き』が楽しみです。
勿論ストーリーもキャラのエピソードなどもね。
個人的にはレム・ロズワール・フェルト・アルですかね。アニメ版のみの気になる、ですね。
あ、あともう1つ。『狂気の外側』のラスト。レムを抱えたスバルにパックが『眠れ、我が娘と共に…』。伏線を回収し忘れたのか分からないのです。レムは氷魔法使ってるし何かの…?とは思ってるんですが。


OP、ED、挿入歌でさえ凝った作りをしている。このクオリティーを落とさずに2期を待ちたい作品です。
『STRAIGHT BET』
『敗者は消え 勝者には Ah… 次が待っている そしてルーレット廻る 勝利さえ許さず』
スバルのチップはいつジャックポットになるのでしょうね。
消えてゆく日々と記憶、これからスバルの瞳に映るのは絶望か希望か?{/netabare}

投稿 : 2017/05/11
閲覧 : 320
サンキュー:

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