◇fumi◆ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
貧乏を題材にした普通の日常アニメ ゆるい現実は心地よい
2006年に放送された全10話のテレビアニメ
原作 かずといずみ 制作 東映アニメーション 監督 貝澤幸男
構成脚本 和泉鶴 キャラデザ 高村和宏 音楽 小坂明子
東京23区のどっかにある下町が舞台
築40年 家賃2万6千円の木造1Kアパートに住む姉妹 山田きょう15歳(坂本真綾)あす9歳(金田朋子)の日常生活を描いた物語
母は他界 父は失踪
貧乏であるが特に厳しい現実は描かれることもなく、視聴者には優しいストーリー
こんなの本当の貧乏じゃない って言いたくなるくらい日本の現実は厳しいものではあるが、高村さんデザインの可愛い女の子がけなげに生きている姿を見て、ジーンとくればいいだけの作品
素直な気持ちで涙ぐんだり笑ったりできれば価値がある時間を過ごせると思います
鬱アニメ全盛期にこのような作品は批判もありましたが、時がたつごとに価値が出てくるような良作と感じています
東映アニメーションの作品は癖が強いのですが、10話と短く、優しい気持ちになれる作品をご所望の方にはお勧めできます