インド人を右に さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
1エピソード2話構成は長い
アニメ1期のみ視聴。
ほとんどの登場人物が何考えてるのかがよくわからず、感情移入できないまま物語が進んでいく。
主な登場人物が各種組織からの命令に従う"契約者"やエージェントだったりするので、淡々と命令を遂行する振る舞いは間違えていないとは思うが、観ていてあまり楽しくはない。
基本的に1エピソード2話(前後編)で進むが、エピソードを深堀するというよりは、だらだらと長い。各エピソードとも「テーマ(伝えたい事)」ありきのような脚本で、設定やキャラは単なる舞台装置として動かされているだけのようにに感じた。
こういう異常者だらけの環境には、解説役的に視聴者目線のキャラが居ることが多いが、本作はそれが無い。(『ブラックラグーン』のロックとか、『血界戦線』のレオとか)
私立探偵の久良沢凱がその役をやるかと思ったんが、準レギュラー扱いだった。(それでも彼はこの世界の"普通の日常"を描くのにいい役回りではあったが)
本作で超能力を持つ"契約者"が、その能力の発動に対して"対価"を支払う必要があるというのは良い設定だが、惜しむらくはあまりそれが特別ペナルティともなっておらず、また能力の種類とも関係なく、どちらかというと脚本の都合で決まっているようで残念。
菅野よう子さんのBGMはよかったです。