Appleモンキー さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:今観てる
タイトルなし
第ゼロ話
冴えかのの主要人物を交えて、その人間関係が凝縮された素晴らしい回でした
一期もゼロ話やってましたが今回も秀逸ですね~
第一話
澤村スペンサーエリリと霞ヶ丘うたは回でした
二人のファーストコンタクトが見所
完全にエリリの失敗ですが、、
二人ともお互いの作品に触れあい認め合う中ながらも、一度振り上げた拳を下ろせない感がいいですね~
エリリが諸悪の根元ながらも、一期7話~9話を見てるとエリリを憎みきれないという構図!
今期一番の期待作です!
第二話
いや~第二期の方向性が現れた回でした
ゲームシナリオが完成した詩羽先輩
今回の見所は下記の通り
・大学は関西へ行くor関東のままにするか
→倫理くんに引き留めてほしい気持ちが垣間見れる。が、倫理くんは「今後もゲーム作りができるために関東に残ってほしい」との答え。そうじゃない!そんな答えを求めているんじゃないぞ倫理くん!
・別のヒロインのルートとなるシナリオを渡し、正規のヒロインルートとするか、別のヒロインのルートとするか選ばせる詩羽先輩
→別のヒロイン=詩羽先輩をとるのか否かを暗に意味している。
・そしてどこか諦めたかのような達観している詩羽先輩
→倫理くんがどう答えるか分かっているかのよう、、
・別れ際、互いに別のホームに向かい合い、二人の間を遮る電車。別々の方向へ走っていく電車
→倫理くんと詩羽先輩はそれぞれ交わることのない別の方向へ進んでいくことを暗示
なんとも悲しい、そして喪失感のある第二話、、
ゲームシナリオと詩羽先輩との今後を掛けた見事なストーリーと演出でした
暫くは詩羽先輩の回になりますね
第三話
いきなり第二話にして「AかBか」の選択を突きつけた詩羽先輩
今回はどっちを選ぶべきかのアプローチを描いたお話し
ゲームだからシナリオを一旦ゲームの形にプロトしよう、というもの。(ここで加藤恵が正妻アピール)
答えとしては「AでもBでもなくCだ!」というもの。これで詩羽先輩が納得するわけないんですが、そこはまた次回ということで。
詩羽先輩の倫理君への気持ちは一期第6話の通りなんですが、今回も倫理君による正攻法アプローチ=作品愛で詩羽先輩の気持ちをかわすんですかね~。詩羽先輩の迫り方的にそれは許されないかなーとも思うんですが、どうなるか。
また、今回驚いたのはシナリオ構成。第一期では、第一話~第三話=加藤恵回、第四話~第六話=詩羽回、第七話~第九話=エリリ回、第十話~第十二話=みちる回、だったんですが、第二期はどうやらそういった三話構成ではなさそう。すでにエリリがスランプ気味でエリリ回が駆け出しスタートの様相を見せしつつ、詩羽回は四話以降も継続するという状況。やはり今回は冴えかのの二大ヒロインにたっぷり時間を割きつつ、最後は加藤恵の正妻エンドへ突入するのか、今後も目が話せない状態です!
第四話
今回も神回でした
詩羽先輩の失恋回
喪失感とともに、爽やかな印象の残る終わり方でした
ここに至るまでもとてもよかったです。
1.「どうしていつもあさっての方向に」とコミカルな出だし
&加藤恵の、そっ閉じ演出
2.「こんなの俺の作りたい作品じゃない」発言にガチ泣きの詩羽先輩
再起不能なんじゃないかと思うくらいに放心状態でした。。
3.「メグリルートでもルリルートでもない第3のルート」に向けて倫理君とシナリオを作っていく詩羽先輩
やっぱり倫理君の作品へのひたむきな気持ちから徐々に動いていくんですね~
4.前向きになっていきつつもお風呂場で泣き崩れる詩羽先輩
いつものお色気シーンではなかった・・・!複雑な気持ちの揺れ動きが表現されてましたね。
5.「第3のルートなんてありえないと思う気持ちと、見てみたい気持ちが両方存在している」
割り切れなさもありつつ、第3のルート=ヒロイン全員のハッピーエンド(≒詩羽先輩、えりり、加藤恵全員のハッピーエンドを示唆)を望む気持ちが垣間見れてました。シナリオと現実世界の人間関係を最後までうまくクロスして演出してきました!すばらい。
6.加藤恵に自分の想いを託す詩羽先輩、「私はもうお役御免」発言
加藤恵が最後持って行きましたね~。失恋に終わりつつも、第3のルートに向けて加藤恵に想いを託し、加藤恵によるルリ演出へつなげる・・・皆まで言わずとも伝わってくるものがありました。
第4話はてっきり詩羽先輩とのやりとりだけが描かれるのかと思っていたのですが、最後の最後に加藤恵をああやって使ってくるとは予想外でした。
第2話から続いてきた、ゲームシナリオと現実世界の人間関係をクロスさせた演出が秀逸でした。
今回の見どころは下記3点
1.詩羽先輩の複雑な気持ちの揺れ動きが丁寧に描かれてました。言葉ですべて語らず、表情や動作で様々なことを語っていました。
2.加藤恵が唯一、ヒロインたちの内面すべてを把握するポジションになってきてます。恋するメトロノームとの類似点を見出したり、詩羽先輩から本心を聞いたり、ルリ演出をしたり。これから始まるであろうエリリ回も、加藤恵が唯一すべてを把握してヒロインたちの想いを受け止めていくんだろうなと思います。それを受けて加藤恵は結局どうするのか、今後の見どころとなる予感がします。
3.第3ルート(=ヒロイン全員のハッピーエンドを目指す)は今後のストーリー展開を暗示しています。正妻=加藤恵なんですが、第3ルートというのはタイトルにある「フラット」のタイトル回収になるんではないかと。フラットは半音下げるという意味ですが、今後正妻ポジションが益々強くなる加藤恵を原作と比較して一歩下がらせ、加藤恵・詩羽・エリリの3ヒロインが同じ立ち位置(=フラット)のまま終わらせていく展開を目指しているのかもしれません。第2期はアニメオリジナルの完結の仕方?なんですかね?(原作は楽しみのために読んでないんですが)
第五話
かねてから兆候のあったエリリのスランプ
今回は一話まるごとエリリのスランプにフォーカスした濃い内容でした!思わず二回も見てしまいました。
今回良かったのは以下三点
・詩羽先輩が引き続きサークルに関与
「関与率が下がる」ような話が出てましたが、引き続き関与。むしろ第五話の黒子的存在。第三のルートに向けて詩羽先輩がコミットしているのがよくわかります。
・倫理くんとすれ違う詩羽先輩と加藤
コメディータッチに「クリエイターが音信不通になるまで」を解説する一方、エリリのスランプ状態に対する受け止め方が、倫理くん⇔詩羽先輩、倫理くん⇔加藤で温度差があることを描写。詩羽先輩はクリエイターの気持ちの代弁者、加藤は女の子の気持ちの代弁者という構図。詩羽先輩、加藤から呆れられ、徐々に孤立していく倫理くんがうまく描かれていました。
・追い詰められていくエリリ
第五話の肝!追い詰められていく様子がよくわかりました。エリリが求めるもの=オタク仲間の倫理くんからクリエイターとして特別視されること、を追求するが故に自分を追い込んでいくエリリ。ここは第一期で仄めかしつつもウヤムヤにしてきた点なので、今期で真正面からテーマとして取り上げています。「エリリなら出来るって言って欲しかった」というラストの一言とそれに対する倫理くんの返答、エリリの表情で、視聴2回中2回の(=100%)泣いてしまいました。
今後どうなるか
・エリリをどうスランプから救う?
エリリの求めているものは視聴者からしてみると自明なので、それをどうデリバリーしていくのかが次回or次次回のポイントですね。(詩羽先輩と加藤からめっちゃ怒られそう)
・過去回想との絡みは?
今回初めて出てきた過去回想シーン。これが状況打開の鍵になるとおもうのですが、どう絡んでいくのかですね。
・スケジュールを圧している皺寄せを誰が受けるのか?
エリリはほぼスケジュールに間に合わないと思うのですが、そこで遅延した分を倫理くん、加藤が巻き取らないといけないはず。ここがエリリ回以後の加藤回のスタートになるはず。しかも今回のアバンでの加藤のシーン=徐々にヒロイン化している、が加藤に向けた助走かと思われ。
ところで加藤の髪型ですが第四話ラストの黒髪ロングでした。エリリ回を受けてまた変わるのかな?そしてそのあと、二期ビジュアルイメージにあるように元のショートボブ=詩羽先輩など他ヒロインの影響を受けない本来の加藤へ戻る=加藤の本来の魅力を倫理くんへ認識させる、という展開になるのでしょうか。
いやー今回も神回でした。詩羽先輩がクリエイターとしての代弁者になるというのは第一話からの伏線。
「あんたのシナリオ好きよ」は第三のルートに対するエリリの賛同。ますます面白さが加速していますね。
六話
展開の速いストーリーが好きな私もビックリするようなスピード展開でした。
・エリリ回があっさり終了
もうひと悶着あると思ってたんですが、倫理くんが別荘に駆けつけて看病して絵を誉めたらエリリ回が終わっちゃいました。。絵も完成してたし。「エリリは予想通りのものを仕上げる」と五話で連呼してたんですが、今回、予想以上のものができてたのかよく分かんない。
・冬コミがあっさり終了
冬コミにゲームは間に合ったものの、発注は間に合わなかったので100枚だけ販売。ここまでのいきさつはすっ飛ばし。ゲームはいつのまにか完成。冬コミは100枚完売で30分で終了。みちる回は無し。怒涛の展開でした。これはこれでアリだけど、ゲームに完成がゴールだと思ってたので意外でしたね~
・加藤回のスタート
エリリ回はあと一回はあるかと思ってたのと、ゲーム完成に向けて動くなかで加藤回がスタートすると思っていたので、ラストの加藤回スタートにビックリ。五話の伏線(いつでも那須高原に駆けつけるとか土日空けておくとか)はエリリ回のためのものかと思ってたんですが、実は加藤回スタートに向けた布石だったんですね~
完全に勘違いしてました~
初めて感情を露にしてきた加藤。ラストの終わらせ方は良かったです。あと六話あるんですが、全部加藤回になるんでしょうか??
七話~八話
加藤回でした。
八話の音響室での加藤涙シーンは秀逸でした。
加藤らしい泣き方だったんですが、普通の女の子感が出てて
リアルな感じがぐっときますね~
ここはやっぱり詩羽先輩やエリリが典型的な二次元キャラなので
かえって加藤の普通さが+に転じてますね。
七話の展開も結構あっさりとした感じでしたし、エリリの「自然消滅」発言も結構あたってたんですが、「実際にありそうな怒り方」「自然消滅感」とかが加藤のキャラを際立たせてましたね。
安野キヨノのセリフ回しもよかったです。感情をある程度抑えつつも
感情を抑えきれずに出してる感。
八話は今までにない加藤のテンションで、いい感じでした。
ここからはサークルメンバーを再招集して次回作に向けて動いていくんでしょうが、加藤の不動の正妻ポジションに対して、卒業する詩羽先輩、スランプのエリリが一体どうなっていくのか、残り5話ですが、一筋縄ではいかなそうですね~
第九話
「メンバー集めて次回作へスタート」と思いきやそうでなかった回
・加藤→三次元にいそうな女の子
・霞ヶ丘詩羽、エリリ→2次元キャラ
という構図でしたが、2次元キャラが三次元的には合理的な判断を下すという意外性のある回でした。
よくあるのは「こうさかあかねに対してリベンジしていく展開」ですが、倫理くんの企画へ乗るのかをこうさかあかね企画へのるのかという流れで、どう見てもこうさかあかねの企画に乗る方が条件がいい
このまま二大ヒロインはサークルからフェードアウトですかね~
ただ、冴えかのは二大ヒロインあってこそなので、詩羽先輩だけは残ってくれるんですかね~
最後の最後で爆弾が来ましたね!
第十話
神回でした
六話くらいのエリリ回があっさりしてたなーと思ってたんですが、本命はこっちでしたね
スランプ状態から抜けきれなかったエリリがこうさかあかねに出会って感化されスランプ脱出しましたが、「もう倫也と一緒では上達しない」って言ってたシーンが今回の泣きポイント!
ギャルゲー的ヒロインの王道を行っていた詩羽先輩とエリリでしたが、後半はぐぐぐっと現実的なキャラになり、プロクリエイターとしての葛藤が描かれ!こういうの大好物です
重めのストーリーが続いていましたがホントいい演出、ストーリー構成してますね~
この回の為に第一話は合ったんですね
そしてラストの加藤シーン
もうヒロインが皆魅力的すぎてヤバイっす
第十一話
加藤とロクテンバモールへ再びのデート
ロクテンバモールと言えば第一期での加藤回から詩羽先輩回への移行期でしたが、一期から楽しんでみてた私としてはこの場にくるだけで懐かしさと時の流れと、色々と感じ入ってしまいました
そしてさらに物語は原点へと戻り、坂ノ上のシーンへ。
松岡くんの号泣シーンが秀逸すぎて涙無しには見れないです。加藤の正ヒロインっぷりが十二分に溢れてました!
そして後半は詩羽先輩とエリリのお約束のギャグシーンになり、「オレタタ」エンドへ。一期ではエリリの「変なフラグをたてるな」で終わったんですが、今回は加藤の口パクでの「おしまい」エンド・・・
冴えかのは今期は私の中ではぶっちぎりで一番面白いアニメでした。毎回のように泣きましたし、演出の濃さ、ストーリーの進め方ともに近年稀に見るアニメだったと思います。三期は絶対に見たいですね!