HmFDB75691 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
総評 ドーナツをビールに変えても傑作は生まれない
ファンタジーと思ったら、リアルだった。あまりリアルでもないけど。SHIROBAKOの宮森あおいと似たキャラが主人公で、五人の女の子が揃うのも似ている。SHIROBAKOを引きずっている感じがする。
第1話、第2話 この手のアニメはアイデアが肝心
{netabare}
町興しのアニメは過去にあった気がする。なぜ、これを題材にしたのか不思議に思う。面白いものがあった試しがない。理由は、町興しをするときのアイデアがつまらないから。都合よく、うまくいってしまうのが多い。ふるさと納税に力を入れたほうが現実的かな。
饅頭が売れずに終わったけど、五人が饅頭を食べている動画をネットに流せば、ずっとアクセス数があったと思う。そういうオチがほしかった。
{/netabare}
第3話 このアニメの欠点を考えてみた
{netabare}
可愛い女の子が王様になったら話題になるし、さらに、五人でユニット組んで歌えば、町興しもできそう。ビジュアルで解決できると思ってしまう。それがこのアニメの欠点だと思う。
SHIROBAKOは、どんなに可愛いキャラが出てきても、(SHIROBAKOのなかで作っている)アニメの視聴率は上がらない。ビジュアルでは解決しない。むしろ、悩み苦しむ姿にギャップがあって、面白くなる。
このアニメは、木春由乃が王様になった時点で、町興し成功の展開にさせるべきだった。そして、由乃に「これが終わったら東京に帰ります」とか言わせて、一気に人気がなくなる。さいきんのネットはすぐに手のひらを返すから、それをうまく使えばいい。
完全に見捨てられたところから、由乃が責任を感じて町興しに本腰を入れる、そういう始まり方がよかったと思う。
{/netabare}
第4話、第5話 あの計画を進めるのか?
{netabare}
駅舎に欄間を飾るのはよかった。自然な流れで好印象。こういう感じで進むなら、評価は高くなると思う。
だけど、あの百年計画を続けるとなると、微妙。あれで町興しが成功したら、ご都合主義って言いたくなる。
アニメを見ながら思ったんだけど、町を舞台にしたアニメを作れば訪れる人が増えるんじゃないか。アニメがヒットするかどうかによるけど。
{/netabare}
第6話 ちょっとご都合主義的
{netabare}
アニメの舞台と思ったが、映画の舞台だった。監督が横柄なのはお約束って感じ。
古い家は五人が子供のときに遊んだ場所、そういうオチかな。子供のとき会ってる気がするし。
SHIROBAKOはほとんどがリアルで、ちょっとリアリティのないお笑いがあって楽しめた。
このアニメは逆。町興しをしていて映画のロケに使われるって、ご都合主義的。
だけど、このアニメ、尻上がりによくなってる印象はある。
キャラクターのエピソードはいい感じなので、町興しのアイデアさえよければ評価は上がると思う。
欄間、映画ロケ地、これらが伏線で最後にひとつにつながり、町興しが成功する展開がいいかな。
{/netabare}
第7話 映画が適当だったなあ
{netabare}
映画の話ではないので、気にもならないけど、もう少しなにか欲しかった。
しおりのエピソードと思ったけど、真希のほうがメインだった。子供のころの話とか混ぜていたけど、ちょっとベタかな。エンドロールに名前を載せるオチはよかった。
今回見てて、由乃は、SHIROBAKOのあおいみたいに、ほかのキャラの世話役で、王様というより侍従みたいな感じだった。王様らしさ(?)があってもいいかなって思った。
{/netabare}
第8話 ありふれているかなあ
{netabare}
町興しのアイデアとしてはあふれているなあ、という印象。でも、最後のしおりのオチはよかった。どうやら、今回がしおりのエピソードっぽい。
あとは、フレンチとソーメンのコラボがありそうって思った。
{/netabare}
第9話 姉妹のCVがよかった
{netabare}
能登さんと上田さんの姉妹はよかった。どちらものんびりしたキャラで声や演技も含めて楽しめた。
この町には、こんないいものがある、それを生かそう、という展開がつづいている。今回はそうめん。
町興しというより、そうめんの新しいレシピを考えた話だった。
あと、ムスッとしたオッサンが二度出てきてるのだが、あれは前フリなのか?
{/netabare}
第12話 とんでもないことになりそう
{netabare}
久しぶりにレビューしたくなる内容だった。
最後の真希のセリフ「明日はとんでもないことになりそうだよ」は、前フリとしか思えない。
町出身者の凱旋ライブではないのに、町興しと思ってしまうのは違和感あった。一人くらい異を唱える者がいてもよかった。
客はライブが目的で、帰ったあとにはゴミの山。クイズ大会はライブの音で聞こえず、まともに進行できない。商店街の人たちとは仲たがい、そんな展開が予想される。
いったんどん底まで落ちる展開のあと、巻き返すのだろう。テレビ局の男が町出身者のようだから、そのキャラとの絡みでなにかありそうな気はする。
町おこしガールズ結成とか……。
{/netabare}
第15話 池になにがあるのか考えてみた
{netabare}
安全と書かれているTシャツを着ている人が、安全とはとても思えない。
ネットの動画を見て外国の人がやってくるのはありそうだけど、面白い展開とは思わなかった。
とくに感想がないので、池になにがあるのか考えてみる。
水を抜くのは70年ぶりとあったので、丑松が子供のころにあったものだろう。隠す理由を考えると、むかし好きだった女の子の銅像とか……。子供が銅像作るのは無理があるか。
{/netabare}
総評 ドーナツをビールに変えても傑作は生まれない
{netabare}
最終回はよかった。町興しが成功したり、木春由乃が王国に残ったら、ぬるいラストになった。最後で少し引き締まった。ただ、全体的にイマイチ。
五人の女の子が目標に向かって活躍する話で、SHIROBAKOを踏襲したのは間違いない。ヒットを感じさせる設定ではある。
しかし、サクラクエストは目標が漠然として、期限は一年と長め。切迫した雰囲気にはならない。SHIROBAKOが面白かったのは、納期という切羽詰まった期限があったからだと思う。
タブレットPCや乗り合いバスが過疎の村や町で利用されるのは、珍しくもない。世間でよく知られていることをアニメにしても目新しさは感じない。題材としてはいいが、もう少しストーリーと絡めるべきだった。
五人も女の子がいるのに男にまったく興味がないのもどうかと思う。これもSHIROBAKOと同じだが、変化がほしいところ。
由乃は子供のときに来ているのだから、そのときのエピソード(王国に忘れ物をしたとか)とつなげたら面白かった。
{/netabare}