◇fumi◆ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
少女との邂逅の果てに騎士は何を思う 微笑みの花束を君に
2017年放送のオリジナルテレビアニメ 全22話
原作構成 広江礼威 監督構成 あおきえい 制作 TROYCA
ブラック・ラグーンの広江礼威とアルドノア・ゼロのあおきえいによるオリジナルストーリーです。
発端はラノベ登場人物たちが現実世界に現れて大混乱となる事件。
セレジア・ユピティリア カロン・セイガ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』
メテオラ・エスターライヒ『追憶のアヴァルケン』
アリステリア・フェブラリィ『緋色のアリステリア』
煌樹まみか『マジカルスレイヤー・まみか』
鹿屋瑠偉『無限神機モノマギア』
弥勒寺優夜 白亜翔『閉鎖区underground-dark night-』
星河ひかゆ『ほしぞら☆ミルキーウェイ』
ブリッツ・トーカー エリナ・トーカー『code・babylon』
築城院まがね『夜窓鬼録』
アルタイル『悠久大戦メガロスフィア』
それぞれ微妙なデザインのキャラなのだが、集中して描くと非常に魅力的となる。
いっぺんに並べればどんなキャラでもモブに見えてしまうということです。
最人気キャラのまみかに対する扱いと憎まれキャラまがねの扱いの差に、
もうこりゃ駄目だとも思いましたが、
19話のバトルで絶頂を迎えなんとかまとまったようではあります。
物語のアイディアは最上級ですが、キャラのバランスに解せない点が多かったのです。
真主人公のメテオラですが、
オタ界では理想の女性NO1の座に君臨したレムの声優水瀬いのりを使ったのにもかかわらず、
キャラデザが地味すぎて萌えとかそういうレベルではないという。
せっかく歌手の村川梨衣を使った人気キャラまみかを退場させたり。
坂本真綾のまがねが、そんな必要ないほどの極悪キャラだったり。
バリエーションのための技なんでしょうが、物語の割に爽快感がそがれました。
回によって出来不出来のばらつきが非常に大きく、楽しみにくいのですが、
おそらく一気見には適した破天荒さではあると思います。
オリジナルと言うことで毎週放送では発見できなかったネタも多いはずで、
他のレビュアーの方の文章を参考にしつつ、考察し直していきたいとも思っています。
毎週見ていたことは確かなので評価点はそんなに低くは無いです。
タイトルはアリステリアとまみかの共演となる劇場版アニメのポスターからです。